2016年9月9日放送
#219 | 気になる!築地本願寺と出光美術館 「陶磁の至宝」展 |





陶磁器の面白さと歴史がわかる1時間!
今回は中央区築地にある築地本願寺からスタート。その一風変わった寺院の姿、設計したのは日本建築界の巨匠・伊東忠太。建物のいたるところに伊東忠太の特徴である不思議な動物彫刻が。さらに堂内には、2000本のパイプを持つ巨大なパイプオルガンまで!驚きの仏教ワンダーランドをぶらぶらします。
続いて丸の内の出光美術館へ。開館50周年記念の展覧会「東洋・日本陶磁の至宝」展が開催中です。番組では日本の陶磁器の歴史に注目。弥生土器から始まる陶磁器進化の歴史を名品で辿ります。まずは、陶磁器のルーツ弥生土器。そして日本の陶磁器ルネサンス、桃山時代の名品の数々。憧れだった白い陶器を生み出し、初めて筆で器に絵を描いた志野焼。奇抜な形と色彩、デザインで大人気となった織部焼。そして江戸時代。有田では、日本初の磁器「柿右衛門様式」が誕生。京焼では、色絵の魔術師・野々村仁清の作品まで。2000年におよぶ陶磁器の歴史を一気に!

※クリックすると、大きな画像が開きます。

桃山時代に花開くまで、陶器があまりに質素なことに驚きました。白い磁器に必要なカオリンという土が見つからなかったことが、大陸の磁器との差をここまで広げたのでしょうか。逆にそれが、釉薬の美やいびつな形をよしとする日本独自の芸術を生んだのかもしれませんが。陶磁器の歴史の流れがよくわかる回でした。
Information
出光美術館
開館50周年記念
東洋・日本陶磁の至宝ー豊麗なる美の競演
2016年9月25日(日) まで
開館時間 | 10:00〜17:00 ※毎週金曜日は19時まで開館 ※入館は閉館の30分前まで |
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休館日 | 毎週月曜日 ※9月19日は開館 |
入館料 | 一般:1000円(800円) 高・大学生:700円(500円) ※()は20名以上の団体料金 ※中学生以下無料(ただし保護者の同伴が必要) ※障がい者手帳をお持ちの方は200円引き。その介護者1名は無料 |
場所 | 東京都千代田区丸の内3-1-1帝劇ビル9階 |
電話 | 03-5777-8600(ハローダイヤル) |



築地本願寺
本堂参拝時間 | 4月〜9月 6:00〜17:30 10月〜3月 6:00〜17:00 |
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休日 | 無休 |
場所 | 東京都中央区築地3-15-1 |
電話 | 03-3541-1131 |
