2016年8月5日放送
#217 | 江戸東京博物館「大妖怪展」〜白隠、北斎から土偶まで!国宝・重文で読み解く、妖怪画の謎〜 |





真夏にピッタリ!ぶるっと妖怪画
今回は、お相撲の街・両国へ!
まずは多くの著名人が眠る、回向院へ。1657年に建立された回向院は、大火事、震災、戦争などの犠牲者を始め、罪人や動物まで幅広く受け入れてきた、懐の深いお寺として知られています。中でも有名なのは、天下の大泥棒・鼠小僧次郎吉のお墓。なかなか捕まらなかった強運や、どんな家にも"するりと入った"伝説にあやかり、ギャンブルや受験の必勝祈願としても人気のスポットなんだとか。
続いては、江戸東京博物館で開催中の「大妖怪展」へ!天狗に河童、付喪神…。古くから日本人の暮らしに溶け込み、親しまれてきた妖怪。そのちょっと不気味でコミカルな造形は、一体どこから生まれたのか?国宝・重文を含む、約120点の名品から、妖怪画誕生の謎に迫る展覧会です。葛飾北斎が手掛けた、本邦初公開の天狗図や、禅師・白隠による珍しい妖怪絵巻。各地で見つかった珍幻獣を描いた図鑑。そして妖怪造形の意外なルーツとは?ゾクッとしながらも楽しめる、真夏にピッタリのぶらぶらです。

※クリックすると、大きな画像が開きます。

北斎や白隠など、ぶらぶらでお馴染みの画家が描く妖怪には親近感が湧きました。どちらかというと面白いポップな作品が多い中、「幽霊図」など作者不明の背筋が寒くなる作品もありました。最後は土偶にまで妖怪性が見いだされていて、太古から続く自然に対する畏れを改めて感じさせてくれます。
刺繍キーホルダー
番組でも紹介した『姫国山海録』の妖怪たちがキーホルダーに。ゆるカワ・ゆるコワな妖虫や怪物たちの中から、お気に入りが見つかるかも。ちなみに、こちらのミュージアムショップ、実は妖怪が運営しているそうですよ…。

Information
江戸東京博物館
大妖怪展 土偶から妖怪ウォッチまで
2016年8月28日(日)まで
開館時間 | 9:30〜17:30 ※入館は閉館の30分前まで ※金曜日と土曜日は21時まで開館 |
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休館日 | 毎週月曜日 ※8月8日・15日は開館 |
観覧料 | 一般:1350円(1080円) 大学生・専門学校生:1080円(860円) 中学生(都外)・高校生・65歳以上:680円(540円) 小学生・中学生(都内):680円(540円) ※()は20名以上の団体料金 ※未就学児童。および身体障がい者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障がい者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方と、その付き添いの方(2名まで)は無料 ※毎月第3水曜日(シルバーデー)は、65歳以上の方は観覧料が無料です 年齢を証明できるものをお持ちください |
場所 | 東京都墨田区横網1-4-1 |
電話 | 03-3626-9974 |




回向院
時間 | 本堂は9:00〜16:30 |
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休日 | 無休 |
料金 | 境内自由 |
場所 | 東京都墨田区両国2-8-10 |
電話 | 03-3634-7776 |
