放送内容

2016年5月20日放送

 
#210

ことし一番の話題!「生誕300年記念 若冲展」〜宮内庁三の丸尚蔵館所蔵の傑作「動植綵絵」から幻の大作まで〜

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ベスト・オブ・若冲!!

伊藤若冲・生誕300年を記念したこの話題の展覧会には、若冲85年の画業から大作、名作、傑作が集結!中でも、宮内庁三の丸尚蔵館所蔵、通常非公開の傑作「動植綵絵」30幅が一堂に会する光景はまさに圧巻。江戸時代には一緒に飾られていた、相国寺の「釈迦三尊像」と「動植綵絵」が合わせて見られる機会は、私たちが生きている間には二度とないかも…?
解説は岡田美術館館長の小林忠さん。岡田美術館所蔵、初公開の「孔雀鳳凰図」―83年ぶりに再発見されたその幻の作品をじっくり鑑賞。さらに若冲研究の第一人者だからこそ語れる面白エピソードが続々飛び出します。
水墨画、版画、屏風に障壁画…初期から晩年まであくなき追求が続き、信じられない超絶技巧を駆使する「奇想の画家」の画業を辿る貴重な機会。絵を描く事が好きで仕方なかった若冲の姿が浮かび上がります。

動植綵絵 釈迦三尊 池辺郡虫図 諸魚図 群鶏図

※クリックすると、大きな画像が開きます。

 
高橋マリ子のラブ♥ラブ♥美術・博物館

楽しみにしていた若冲展。『象と鯨図屏風』や『鳥獣花木図屏風』など見たい作品は沢山あったのですが、今回のメイン『動植綵絵』を見終わった頃にはヘトヘトに(笑)。求心力というのでしょうか、引きつけられる力だけではなく、絵の方からも圧倒的な力が出ているような気がするのです。もしかしたら、若冲本人が言うように、未来の人や、これは私の意見ですが、宇宙人だったのなら、彼の絵をもっと理解できるのかもしれないですね。

今回のおすすめミュージアムグッズ

動植綵絵 京うちわ

若冲が生まれた三百年前から京都で団扇を作り続けている「小丸屋住井」とのコラボ。展覧会限定のこの京うちわは、扇面と持ち手が別々に作られているためとても丈夫なんだそう。長く使えそうな逸品です。

 

Information

東京都美術館
生誕300年記念 若冲展

2016年5月24日(火)まで

開室時間 9:30〜17:30(入室は閉室の30分前まで)
※毎週金曜日は9:30〜20:00(入室は閉室の30分前まで)
休室日 なし
観覧料 一般:1600円(1300円)
学生(大学・専門学校生):1300円(1100円)
高校生:800円(600円)
※中学生以下は無料
※()は20名以上の団体料金
※身体障がい者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障がい者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方とその付添いの方(1名まで)は無料
※5月21日(土)、22日(日)は家族ふれあいの日により18歳未満の子を同伴する保護者(都内在住、2名まで)は一般当日料金の半額
場所 東京都台東区上野公園8-36
電話 03-5777-8600(ハローダイヤル)
 

▲ページトップへ戻る