放送内容

2016年4月8日放送

 
#206

国立西洋美術館「カラヴァッジョ展」〜絵画を変えた天才の光と影〜

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ドラマチックな人生と絵画、カラヴァッジョの魅力がわかる!

今回は、イタリアが誇るバロック絵画最大の巨匠「カラヴァッジョ展」をぶらぶら。
現存するカラヴァッジョ作品は世界でおよそ60点とわずか。今回は、そのうちの11点が来日、日本では過去最大のカラヴァッジョ展です。目玉は何と言っても、世界初公開となる400年ぶりに発見された真筆「法悦のマグダラのマリア」です。
イタリアでは、紙幣に肖像が印刷されていた程評価の高いカラヴァッジョ。「彼なくして、レンブラントやフェルメールは存在しえなかった」と言われるまでの革新性とは?
「デッサンが1枚も残っていない!」―カンバスに直接描く手法、そして、冷徹なまでの写実主義、劇的な光と影…。そんな斬新な発想と技法はなぜ生まれたのか?
そして、もうひとつのカラヴァッジョの顔が「激情家」。激しい気性ゆえに殺人まで犯してしまった彼は、やがて逃亡生活を送りますが、そこでも絵を描き続けます。
38年間というカラヴァッジョの短くドラマティックな人生と画業、「天才」の魅力に迫ります!

カラヴァッジョの肖像 ナルキッソス 法悦のマグダラのマリア

※クリックすると、大きな画像が開きます。

 
高橋マリ子のラブ♥ラブ♥美術・博物館

バロック絵画といえば、今までレンブラントの『夜警』を思い浮かべていましたが、実はカラバッジョが先駆者なのですね。知らずと見ていた『メドゥーサ』の盾から、シンメトリー表現が美しい『ナルキッソス』、逃亡中に描いた『エマオの晩餐』は神々しさまで漂っています。
2014年に見つかった『法悦のマグダラのマリア』に至っては、この時代にして、新しすぎるのでは…?と、真筆を疑ってしまいそうでした。(笑)

今回のおすすめミュージアムグッズ

トートバッグ

イタリア半島がプリントされたトート。大きく書かれた都市名はすべてカラヴァッジョゆかりの地。生まれ故郷のミラノ、殺人を犯した後に逃走したローマ、ナポリ、マルタ島…。カラヴァッジョの劇的な人生に思いを馳せることができるユニークなバッグです。持ち手はしっかりとしたレザーで、作りにもこだわりが!

 

Information

国立西洋美術館
日伊国交樹立150周年記念
カラヴァッジョ展

2016年6月12日(日)まで

開館時間 9:30〜17:30(入室は閉館の30分前まで)
※金曜日は20:00まで開館
休館日 月曜日
※5月2日は開館
観覧料 一般: 1600円(1400円)
大学生: 1200円(1000円)
高校生: 800円(600円)
中学生以下は無料
※()は20名以上の団体料金
※心身に障がいのある方および付添者1名は無料(入館の際に障がい者手帳をご提示ください)
場所 東京都台東区上野公園7-7
電話 03-5777-8600(ハローダイヤル)

びわ湖長浜 KANNON HOUSE

開館時間 10:00〜18:00
休館日 毎週月曜日
※月曜が祝日の場合、翌平日休館
観覧料 無料
場所 東京都台東区上野2-14-27上野の森ファーストビル1階
電話 03-6806-0103
 

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