放送内容

2015年11月20日放送

 
#193

館林美術館で彫刻SP!「舟越桂」展・ポンポンの名作「シロクマ」〜世界を魅了する不思議な木彫、スフィンクスの謎〜

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舟越桂さんが解説!彫刻の面白さがわかる1時間

今回のぶらぶらは、群馬県立館林美術館で彫刻鑑賞スペシャル!
まずは、フランソワ・ポンポンのコレクション。名作「シロクマ」などカワイイ動物彫刻を見学。さらに美術館内に再現されたポンポンのアトリエも紹介します。
そして、日本を代表する具象彫刻家・舟越桂の初期からこれまでの代表作が集まった「私の中のスフィンクス」展へ。今回はなんとゲスト解説で舟越桂さんご本人が登場!一貫して「楠」を使った木彫にこだわる舟越桂氏。初期の「日常の人」をテーマにした肖像彫刻は、ヴェネツィア・ビエンナーレでも話題となり、世界中が魅了されました。そこから「人間とは何か?」を問う摩訶不思議な抽象人間彫刻に進化。そして、2004年に到達したのは、「人と獣」「男と女」が混在した「スフィンクス」の世界―。木彫における抽象表現、精神性…。ぶらぶらメンバーが御本人にどんどん質問!その深い芸術性をじっくり掘り起こします。

今回のPick up!  聖母子像 遅い振り子 もうひとりのスフィンクス

※クリックすると、大きな画像が開きます。

 
高橋マリ子のラブ♥ラブ♥美術・博物館

舟越桂さんの彫刻がならんだ部屋に立っていると、その空間は存在感で満たされており、彫刻が人間になり得るのなら、人間もある意味“物体”なのではないかという疑問がわいてきました。「あの山、あの大きさのまま俺の中に入る」 哲学的な考えを引き出してくれる舟越さんの作品、これからも楽しみにしています。

今回のおすすめミュージアムグッズ

麦落雁

群馬県特産の大麦を使った和菓子「麦落雁」。所蔵品であるポンポンの名作「シロクマ」などを型取った美術館オリジナル。伝統の銘菓と世界的な彫刻のコラボが楽しめるとあって、おみやげとして人気なんだそう。

 

Information

群馬県立館林美術館
舟越桂 私の中のスフィンクス

2015年12月6日(日)まで

開館時間 9:30〜17:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日 毎週月曜日、11月24日(火)
※11月23日(月・祝)は開館
観覧料 一般: 820円(650円)
大高生: 410円(320円)
※( )は20名以上の団体料金
※中学生以下、障がい者手帳等をお持ちの方とその介護者1名は無料
※震災で避難されてきた方は無料で観覧できますので、受付でお申し出ください
※「近現代の彫刻V」、別館「彫刻家のアトリエ」もご覧になれます
場所 群馬県館林市日向町2003
電話 0276-72-8188
 

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