放送内容

2015年10月30日放送

 
#190

府中市美術館「マリー・ローランサン」展〜儚く美しい少女たち、フランスの“元祖・カワイイ絵画”〜

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

マリー・ローランサン 波乱万丈の人生とは?

今回は、府中市美術館で開催中の「マリー・ローランサン」展をぶらぶら。
女性画家・ローランサンと言えば、パステルカラーで描かれた儚くも美しい少女達。あのカワイイ絵画は、一体、どうやって生まれたのか?20歳の頃、ローランサンはパリで大画家達と出会い、花開いていきます。ジョルジュ・ブラック、ピカソ、マティス、そして、奇才・ルソー。名だたる天才達と接し、強い影響を受けつつも、女性の自分にしか描けない絵画を追い求めました。詩人・アポリネールとの恋、戦争の影…。波乱の人生を送り、ついに、あの“カワイイ”絵画に到達します。パステルカラーに彩られたロマンティックな画風は、当時どんな評価を受けていたのか?なぜローランサンの絵は日本で人気が高いのか?
今回は、10代から晩年までの作品およそ70点が集結。代表作を見ながら、ローランサンの波瀾万丈な人生と、カワイイ絵画のルーツに迫ります。

今回のPick up!  頭の尖った女性の肖像 馬になった女 三美神

※クリックすると、大きな画像が開きます。

 
高橋マリ子のラブ♥ラブ♥美術・博物館

キュビスムとの出会い、パリの「洗濯船」、そして第一次世界大戦へ。人との出会いと生きている時代が、画家に与える影響を改めて感じた展覧会でした。ふわふわと柔らかいパステル色の世界の女性がミステリアスに感じられる理由、少しわかったような気がしました。

今回のおすすめミュージアムグッズ

ぱれたんとむら田グッズ

府中市美術館のキャラクター「ぱれたん」と「むら田」のグッズは、クリアファイルにマスキングテープ、消しゴムなどバラエティ豊かなラインナップ。このキャラデザインの原案はなんと、学芸員の音さん!2010年に行われたミュージアムキャラクター人気投票では、見事第2位になったんだそう。

 

Information

府中市美術館
マリー・ローランサン展

2015年12月20日(日)まで

開館時間 10:00〜17:00(入場は閉館の30分前まで)
休館日 月曜日
※11月23日(月・祝)は開館
※11月4日(水)、11月24日(火)は休館
観覧料 一般: 900円(720円)
高・大学生: 450円(360円)
小・中学生: 200円(160円)
※( )は20名以上の団体料金
※未就学児、身体障がい者手帳等をお持ちの方は無料
場所 東京都府中市浅間町1-3
電話 03-5777‐8600(ハローダイヤル)

府中の森公園

場所 府中市浅間町1丁目・緑町2丁目
アクセス 京王線東府中駅下車徒歩10分
電話 042-364-8021
 

▲ページトップへ戻る