放送内容

2015年9月4日放送

 
#185

東京藝術大学大学美術館「うらめしや〜、冥途のみやげ」展〜圓朝 幻のコレクション!応挙・北斎・国芳らの幽霊画〜

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史上最恐!? 幽霊画の展覧会

今回のぶらぶらは、上野にある喫茶店「愛玉子(オーギョーチィ)」から浴衣姿でスタート!
こちらは、創業・昭和9年。東山魁夷、藤山一郎、淡谷のり子といった多くの文化人も通った老舗です。店内には、彫刻家・中原悌二郎や、洋画家・楢原健三らの学生時代の作品も展示されています。そんな歴史あるお店で、名物の台湾スィーツ「氷オーギョーチィ」を頂きます。
続いては、東京藝術大学大学美術館へ。展示されているのはなんと幽霊画ばかり!という異色の「うらめしや〜、冥途のみやげ」展へ。怪談噺を得意とした“落語の神様”三遊亭圓朝の幽霊画のコレクションを中心に、円山応挙、高橋由一、葛飾北斎、歌川国芳、月岡芳年、河鍋暁斎…などなど、名だたる画家たちの、こわ〜い作品がズラリと揃います。
果たして、画家たちはなぜ「幽霊」を描いたのか…?巨匠たちが「幽霊」を通して伝えようとした“想い”や背景にも迫ります。

今回のPick up!幽霊図 伝円山応挙 江戸時代(18世紀) 燭台と幽霊 谷文一 文化7年(1810年) 生成(なまなり)江戸時代中期

※クリックすると、大きな画像が開きます。

 
高橋マリ子のラブ♥ラブ♥美術・博物館

幽霊とは切り離せない「蚊帳」が吊るされ、かすかな風の音が響く、趣向を凝らした展覧会でした。谷文一の『燈台と幽霊』を見ていたら、徐々に鼓動が早くなり…。
この世とあの世の境界線を消そうとする手法が目立ちましたが、画家たちは面白がって描いているのか、それとも真剣なのか、実際聞いてみたいものです。

今回のおすすめミュージアムグッズ

一口饅頭

台東区谷中にある「福丸饅頭」とコラボした、美味しいグッズ。こし餡のひと口サイズのお饅頭が10個入りで、作りたてが毎日、美術館に届くのだそうです。

 

Information

東京藝術大学大学美術館
「うらめしや〜、冥途のみやげ」展

2015年9月13日(日)まで

開館時間 10:00〜17:00 (入場は閉館の30分前まで)
休館日 毎週月曜日
観覧料 一般: 1100円(900円)
高校・大学生: 700円(600円)
中学生以下: 無料
※( )は20名以上の団体料金
※障がい者手帳をお持ちの方とその介助者1名は無料
場所 東京都台東区上野公園12-8
電話 03-5777-8600(ハローダイヤル)

愛玉子

営業時間 10:00〜18:00(売り切れ次第終了)
定休日 不定休
場所 東京都練馬区貫井1-36-26
電話 03-3577-1821
 

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