2015年7月24日放送
#182 | 三菱一号館美術館「画鬼・暁斎-KYOSAI」展〜激動の幕末期を駆け抜けた天才絵師の光と影〜 |





「画鬼」と呼ばれた男の生きざまとは?
今回のぶらぶらは、東京駅前にある商業施設「KITTE」からスタート。2階にある「インターメディアテク」は、日本郵便と東京大学がコラボした入場無料の博物館。東京大学が所蔵する学術標本が所狭しと並ぶ様子は圧巻です。
続いて三菱一号館美術館へ。こちらでは幕末の天才絵師・河鍋暁斎の展覧会が開催中。7歳で浮世絵師・歌川国芳に入門、10歳で狩野派に転じ“画鬼”と称された暁斎。一方、日本の近代建築に多大な功績を残した英国人建築家ジョサイア・コンドルは暁斎に弟子入りして絵を学び、師の作品を海外に紹介しました。今回は、そんな2人の作品を集めた展覧会です。暁斎は、文明開化の嵐の中、美人画、風景画から戯画までなんでもござれ!とばかりに描きまくり、大人気絵師となります。しかし、その裏には天才ゆえの苦悩も…。「画鬼」と呼ばれた天才絵師・暁斎が選んだ“男の生きざま”に迫ります。

※クリックすると、大きな画像が開きます。

幼い頃から才能を発揮し「画鬼」とよばれた河鍋暁斎と明治を代表する建物を残すことになる外国人建築家ジョサイア・コンドル。幕末から明治へ移行する激動の時代だからこそ出会うことになった二人の芸術家の師弟愛が微笑ましかったです。暁斎のカラスの絵を見て、弟子入りを決めたコンドル。何がどう繋がっていくか、わからないところが面白いですね。
暁斎 放屁合戦図 芋ケンピ
「放屁合戦図」=おなら合戦、だから「芋ケンピ」。なんともシャレの効いたグッズです。この芋ケンピ、暁斎も滞在したことのある埼玉県川越の老舗和菓子店のものなので、味もお墨付きですよ。

Information
三菱一号館美術館
画鬼・暁斎-KYOSAI
幕末明治のスター絵師と弟子コンドル
2015年9月6日(日)まで
開館時間 | 10:00〜18:00 ※入館は閉館の30分前まで ※金曜日と展覧会会期最終週の平日は20:00まで |
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休館日 | 月曜日(8月31日は開館) |
入館料 | 一般:1500円 高校・大学生:1000円 小中学生:500円 ※障がい者手帳持参の方とその同伴者1名は半額 |
場所 | 東京都千代田区丸の内2-6-2 |
電話 | 03-5777-8600(ハローダイヤル) |



JPタワー学術文化総合ミュージアム
インターメディアテク
開館時間 | 11:00〜18:00 ※入館は閉館の30分前まで ※木曜・金曜日は20:00まで |
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休館日 | 月曜日(祝日の場合は翌日休館) |
入館料 | 無料 |
場所 | 東京都千代田区丸の内2-7-2 JPタワー/KITTE2・3階 |
電話 | 03-5777-8600(ハローダイヤル) |

