放送内容

2015年7月3日放送

 
#179

東京ステーションギャラリー「鴨居玲展」〜流浪の画家、生と死と魂を込めた“自画像”の世界〜

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衝撃の絵画体験!鴨居玲の正体とは

今回は、東京ステーションギャラリーで開催中の、鴨居玲没後30年の大回顧展へ!
金沢で生まれた鴨居玲は、理想の絵画を追い求め、南米、パリ、スペインと世界各国を渡り歩いた、流浪の画家でした。各地で出会った老人や道化、酔っぱらいなどの姿を借りて、自分の心にある暗闇や葛藤を描き出した作品は、鴨居玲自身の自画像ともされています。その迫力に満ちた独特の絵画世界は、今なお人々の心を惹き付けて止みません。画業の出発点とも言える10代の自画像から、絶頂期に描かれた代表作や素描、さらに死後アトリエに残されていた初公開の絶筆まで、貴重な作品の数々を通して波乱の生涯と絵画の魅力に迫ります。

今回のPick up!群がる 1966年 38歳 静止した刻 1968年 40歳 出を待つ(道化師)1984年(56歳)

※クリックすると、大きな画像が開きます。

 
高橋マリ子のラブ♥ラブ♥美術・博物館

鴨居玲さんの作品の前に立つと、重力が揺らぐような、均衡感を失うような感覚になりました。聖人なのか物乞いなのか判らない外国人、自分の姿を鏡に映しながら描いたという、酔っぱらった道化師。画家自身と対象の境界線が消えると、見る側私たちも、絵と対話せざるを得なくなるのかもしませんね。

今回のおすすめミュージアムグッズ

トートバック

鴨居玲の代表作のひとつ「酔って候」と鴨居のサインがプリントされたトートバック。なんとも大胆なデザインで、 注目を浴びること間違いなし!です。

 

Information

東京ステーションギャラリー
没後30年 鴨居玲展 踊り候え

2015年7月20日(月)まで

開館時間 10:00〜18:00
※入館は閉館30分前まで
※金曜日は20:00まで開館
休館日 月曜日(ただし7月20日は除く)
入館料 一般:900円(800円)
高校・大学生:700円(600円)
中学生以下無料
※( )は20名以上の団体料金
※障がい者手帳等持参の方は100円引き、その介添者1名は無料
場所 東京都千代田区丸の内1-9-1
電話 03-3212-2485

丸の内ハウス(新丸ビル7階)

営業時間 平日・土曜 11:00〜23:00
日曜・祭日 11:00〜22:00
※一部飲食店は28:00まで営業
定休日 無休(1月1日及び法定点検日は除く)
場所 東京都千代田区丸の内1-5-1
電話 03-5218-5100(丸の内コールセンター)
 

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