放送内容

2015年5月29日放送

 
#176

東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館「ユトリロとヴァラドン」展
〜孤独な息子と奔放な母 2人の画家の生涯〜

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新宿で、名画・名作に秘められた人間ドラマを!

今日のぶらぶらは、まずは新宿の「中村屋サロン美術館」へ。明治末から大正・昭和初期にかけて、多くの芸術家が集った場所、新宿中村屋。中村屋と作家達の深いつながりから生まれた作品を、人間模様も合わせて解説。
そして、東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館で開催中の「ユトリロとヴァラドン展」へ。ユトリロは、20世紀前半にフランス・パリで活躍した画家。そのユトリロの母、ヴァラドンもパリで活躍した画家でした。この展覧会では、2人の油彩作品を中心に、日本初公開の作品や個人所蔵作品を約80点展示。ユトリロはパリ・モンパルナスの街角や石造りの建物などを詩情豊かに、母・ヴァラドンは、ドガも絶賛した卓越したデッサン力で人物画を描きました。親子でありながら全く画風の違う2人には共通点はあったのか…?名画からふたりの人生を紐解きます。

今回のPick up! コルト通り、モンマルトル モーリス・ユトリロ コルト通り12番地、モンマルトル スュザンヌ・ヴァラドン 青い花瓶の中の花束 モーリス・ユトリロ

※クリックすると、大きな画像が開きます。

 
高橋マリ子のラブ♥ラブ♥美術・博物館

カレーの老舗、中村屋に集まる画家達とその家族の物語。アマチュアでありながら才能を発揮するユトリロ、ヴァラドン親子の壮絶な物語。絵の裏にあるストーリーに触れると、その絵が全く違った風に見えてきます。生き方なのか、後世に残る絵なのか。画家の一生を考えさせられる展覧会でした。

今回のおすすめミュージアムグッズ

「ユトリロとヴァラドン 母と子の物語」展 ジュニア版
ブックレット

「ジュニア版ブックレット」―いわば、“こども用図録”。漢字にルビが振られているのはもちろん、お子さんにも分かりやすい優しい作品解説が充実。1冊300円という値段も魅力的ですよ。

 

Information

東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館
「ユトリロとヴァラドン 母と子の物語」
―スュザンヌ・ヴァラドン 生誕150年―

2015年6月28日(日)まで

開館時間 10:00〜18:00
※入場は閉館の30分前まで
※金曜日は20:00まで
休館日 毎週月曜日
観覧料 一般: 1200円(1000円)
大学生・高校生: 800円(650円)
シルバー<65歳以上>: 1000円
※中学生以下無料
※( )は20名以上の団体料金
※障害者手帳をお持ちの方と付添の方1名は無料
場所 東京都新宿区西新宿1-26-1損保ジャパン日本興亜本社ビル42階
電話 03-5777‐8600(ハローダイヤル)

中村屋サロン美術館

開館時間 10:30〜19:00(入館は18:40まで)
休館日 毎週火曜日
※火曜が祝祭日の場合は開館、翌日休館
※6月1日(月)〜3日(水)は展示替えの為、休館
入場料金 展示によって異なります
※高校生以下無料
※障害者手帳をお持ちの方と付添の方1名は無料
場所 東京都新宿区新宿3-26-13
電話 03-5362-7508
 

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