放送内容

2015年3月6日放送

 
#167

京都へ!琳派400年と国宝をめぐる極上旅〜醍醐寺・天下人の庭園と等伯の巨大涅槃図〜

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京都の奥深い魅力を ぶらぶらっと!

今年は、琳派の祖・本阿弥光悦が京都の鷹峯に芸術村を開いた年からちょうど400年目。京都では「琳派400年」を記念して、琳派と関わりが深く普段は公開されていない寺院やお宝が特別公開されています。そこで、今回の京都スペシャルは、琳派400年にちなんだ特別公開の寺院はもちろん、新しく誕生した京都一望の名所や世界遺産・醍醐寺をぶらぶらします。
まずは、京都市内を一望できる絶景スポット、昨年東山の山頂にできた新名所「青龍殿の大舞台」からスタート。そして豊臣秀吉の「醍醐の花見」で有名な世界遺産・醍醐寺へ。国宝の薬師三尊像、重文の五大明王像など貴重な仏像から俵屋宗達の傑作「舞楽図屏風」まで、お宝を拝見。
続いて醍醐寺の塔頭・三宝院では、豊臣秀吉が作庭したお庭を見学。わずか37日間でつくりあげたこの庭は名石の宝庫。天下人に愛された名石「藤戸石」の由来とは?
そして本法寺へ。長谷川等伯が創作活動の拠点とした寺である本法寺では、今、等伯が京都で初めて描いたと言われる仏画が特別公開されています。合わせて等伯晩年の傑作、巨大な涅槃図(複製)も。琳派の祖、本阿弥光悦が唯一作庭したお庭を見学します。
そして、昨年の9月にリニューアルオープンしたばかりの京都国立博物館の「平成知新館」では、仏像、障壁画、京焼と京博が誇る名品の数々を山本上席研究員の名解説でたっぷり。旧花街・島原では、日本に唯一現存している揚屋建築「角屋」へ。天井一面が扇で埋め尽くされた座敷や、今では再現不可能な土壁に螺鈿細工が施されたお座敷など、贅を尽くしたしつらえを堪能。京都の魅力を味わい尽くす2時間スペシャルです。

今回のPick up!本法寺 佛涅槃図(複製)1599年 長谷川等伯筆

※クリックすると、大きな画像が開きます。

 
高橋マリ子のラブ♥ラブ♥美術・博物館

ぶら美に参加してから三度目、でも、まだまだ新しい発見が続く京都への旅。醍醐寺の清々しい空気!朝の散歩に良さそうですね。今年は本阿弥光悦が鷹峯に芸術村を開いて400年にあたる淋派誕生の年。本法寺で耳にした、光悦の祖先と日蓮宗のつながりが興味深かったです。光悦作の巴の庭も必見ですね!

今回のおすすめミュージアムグッズ

京博名品トランプ

京都国立博物館の所蔵品の中から厳選された54点がトランプの各札になったオリジナルトランプ。各作品の解説付きで、売上の一部は京都国立博物館の文化財保護活動に役立てられるのだそう。名作とゲームがいっぺんに楽しめちゃうグッズです。

 

Information

将軍塚青龍殿

拝観時間 9:00〜17:00
※16:30受付終了
拝観料 大人: 500円(450円)
高校生: 400円(350円)
中学生: 400円(300円)
小学生: 200円(200円)
※( )内は30名以上の団体料金
場所 京都府京都市山科区厨子奥花鳥町28
電話 075-771-0390

京都国立博物館

開館時間 9:30〜17:00
※入館は閉館の30分前まで
休館日 月曜日
観覧料 一般: 520円(410円)
大学生: 260円(210円)
※( )内は20名以上の団体料金
※高校生以下および満18歳未満、満70歳以上の方は無料(年齢のわかるものを提示)
※障がい者の方とその介護者各1名の方は無料(障害者手帳等を提示)
※特別展覧会は別料金
場所 京都市東山区茶屋町527
電話 075-525-2473(テレホンサービス)

本法寺

拝観時間 10:00〜16:00
休み 寺の行事の時は休み
年末年始
拝観料 宝物館・庭園
大人・大学生: 500円
高校生: 300円
中学生: 300円
場所 京都府京都市上京区本法寺前町617
電話 075-441-7997

醍醐寺

拝観時間 9:00〜17:00(3月から12月第1日曜日まで)
9:00〜16:00(12月第1日曜日の次の日よりから2月末まで)
※閉門時間30分前で受付終了
拝観料 大人: 600円(400円)
中学・高校生: 300円(200円)
※小学生以下無料
※( )内は30名以上の団体料金
場所 京都市伏見区醍醐東大路町22
電話 075-571-0002

角屋もてなしの文化美術館

開館時間 10:00〜16:00
休館 月曜日
※祝日の場合は開館、翌日が休館
12月16日〜3月14日
7月19日〜9月14日
観覧料 一般: 1000円
中・高生: 800円
小学生: 500円
※2階の特別公開の座敷(青貝・扇の間他)は、要・事前電話申し込み
  (料金は入場料の他に別途必要 ― 大人800円、
  中・高生600円(小学生以下はお断り))
場所 京都市下京区西新屋敷揚屋町32
電話 075-351-0024(角屋保存会)

田辺宗 旬彩ダイニング葵匠

営業時間 11:30〜15:00
17:00〜21:30
※ラストオーダー 21:00
定休日 水曜日
場所 京都市上京区出町枡形上がる青龍町218
電話 075-213-3559
 

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