放送内容

2015年1月16日放送

 
#162

横浜美術館「ホイッスラー展」
〜ジャポニスムと唯美主義の巨匠 孤高の世界〜

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なぜ孤高?米国人画家・ホイッスラーの人生を紐解く

今日は、ホイッスラーの大回顧展が開催中の横浜美術館へ!
ホイッスラーは、19世紀、ちょうど印象派の画家たちが活躍していた頃に、主にロンドン・パリで活躍しました。ドガと同い年でマネより2歳年下、ジャポニスムの代表的画家としても知られます。しかし、ホイッスラーは、そんな時代に生き、クールベやラファエル前派の画家らと交流しながらも、どこにも属さなかった孤高の存在でもあります。
作品が批判されようものなら、怒って裁判を起こしたり、応援してくれた画商や縁戚であっても、意見の相違があれば縁を切ってしまう…などなど、常に誰かと戦っているような人物でした。その性格がホイッスラーの作品や画風にもたらした影響とは…?ぶらぶらでは、ホイッスラーの巻き起こしたエピソードも交えながら、初期から晩年までの画業と人生とを振り返ります。

今回のPick up! ジェームス・マクニール ホイッスラー 「肌色と緑色の黄昏:バルパライゾ」 「青と銀色のノクターン」「ノクターン・青と金色」

※クリックすると、大きな画像が開きます。

 
高橋マリ子のラブ♥ラブ♥美術・博物館

絵を「ただ美しく」描く“唯美主義”。色合いにこだわったホイッスラーは、自身の作品の裏に意味はない、と主張します。ダンディーと呼ばれながらも、周囲との戦いが絶えない気難しい性格…。静けさが際立つ作品とのギャップが面白いです。

今回のおすすめミュージアムグッズ

オリジナル ミニティッシュケース

番組の中でも紹介した、蝶をモチーフにしたホイッスラー独特のサイン。そのサインをアレンジしたレースをあしらったティッシュケースはこの展覧会だけのオリジナルグッズです。横浜・元町の老舗「近沢レース店」が手掛けたエレガントなレースがとっても素敵ですよ。

 

Information

横浜美術館
横浜美術館開館25周年
ホイッスラー展

2015年3月1日(日)まで

開館時間 10:00〜18:00
※入館は17:30まで
休館日 木曜日
観覧料 一 般: 1,500円(1,400円)
高校・大学生: 1,100円(1,000円)
中学生: 600円(500円)
小学生以下 無料
※( )内は20名以上の団体料金。要事前予約
※小学生以下、および障がい者手帳をお持ちの方と介護の方(1名)は無料
※毎週土曜日は高校生以下無料(要生徒手帳、学生証)
※観覧当日に限り「ホイッスラー展」の観覧券で横浜美術館コレクション展も観覧可
場所 神奈川県横浜市西区みなとみらい3-4-1
電話 03-5777-8600(ハローダイヤル)

Orbi Yokohama(オービィ横浜)

営業時間 10:00〜23:00
※入館は21:00まで
休館日 2015年2月26日(木)
観覧料 大人(高校生以上): 2,600円
小人(小・中学生): 1,300円
幼児(4歳以上): 500円
シニア(60歳以上): 2,000円
※3歳以下は無料
※療育手帳・各種障がい者手帳をお持ちの方は、
  ご本人と同伴者1名が割引料金
場所 神奈川県横浜市西区みなとみらい三丁目5番1号
MARK IS みなとみらい 5F
電話 045-319-6543
 

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