放送内容

2015年1月9日放送

 
#161

三井記念美術館「雪と月と花」展
〜円山応挙の傑作「国宝 雪松図屏風」の秘密〜

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新春にぴったり!雅なお宝たち

新年最初のぶらぶらは日本橋・三井記念美術館「雪と月と花」展へ。三井家が300年にわたり収集してきたコレクションから厳選された、「雪」「月」、四季の草花などをモチーフにした絵画・工芸品の数々が並ぶ、新春に相応しい展覧会です。
中でも目玉は、日本画に革命を起こした江戸時代の円山応挙の代表作・国宝「雪松図屏風」。雪の降り積もった三本の松が描かれたこの屏風は、驚くほど立体的に見えます。そこに隠された秘密の数々を紐解きます。実際に描かずに表現したものとは…?完成から200年余りを経ても、いまだに「雪」が純白であり続けるのはなぜ?
他にも「国宝 志野茶碗 銘卯花墻」や酒井抱一「秋草に兎図襖」、川端玉章「東閣観梅・雪山楼閣図」など、当時、時代を先取りした名作が続々登場。
さらに美術館が入っている三井本館自体も重要文化財!…ということで、1Fの銀行の美しい内装や、地下の大金庫も見学します。

今回のPick up!円山応挙筆 雪山図屏風

※クリックすると、大きな画像が開きます。

 
高橋マリ子のラブ♥ラブ♥美術・博物館

ギリシャ神殿を思わせる三井本館で見た巨大金庫は、まるで映画の中の世界!三井記念美術館では、雪松図屏風がひとつの見所です。遠くから見ると本物の雪景色を思わせるカラーの世界ですが、近寄ると、水墨画ということに驚きます。機械的な精密さです。

今回のおすすめミュージアムグッズ

扇子(国宝 雪松図屏風)

日本橋の扇子・団扇の老舗『伊場仙』が仕立てた、三井記念美術館所蔵の「国宝 雪松図屏風」をモチーフにした扇子。普段づかいはもちろんのこと、飾っても楽しめます。化粧箱入りなので、特に外国の方へのギフトに重宝されているそう。

 

Information

三井記念美術館
雪と月と花〜国宝「雪松図」と四季の草花〜

2015年1月24日(土)まで

開館時間 10:00〜17:00
※入館は16:30まで
休館日 月曜日
※ただし、月曜日が祝日・休日の場合は開館、翌平日休館
※年末年始
観覧料 一般: 1000円(800円)
大学・高校生: 500円(400円)
中学生以下 無料
※※70歳以上(要証明)、又は、20名様以上の団体の方は( )内割引料金
※障害者手帳をご呈示のお客様、及びその介護者(1名)無料
場所 東京都中央区日本橋室町2-1-1三井本館7階
電話 03-5777-8600(ハローダイヤル)

三井住友信託銀行(日本橋営業部)

営業時間 (窓口)平日9:00〜15:00
場所 東京都中央区日本橋室町2-1-1
電話 03-3270-9511
 

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