2014年12月12日放送
#159 | パナソニック汐留ミュージアム 「デ・キリコ」展〜ピカソもダリも驚いた!謎多き“形而上絵画”の真実〜 |





意外な苦悩が明らかに…!? デ・キリコの生涯
今回は、ジョルジョ・デ・キリコの回顧展へ。8割が日本初公開となる見ごたえある展覧会です。
デ・キリコが発明した不思議な「形而上絵画」。それは、目には見えない「神秘」や「謎」「不思議」、さらに「不安」「情緒」などを視覚化した新しい芸術。そんな作品群は、当時のパリに大きな衝撃を与え、ピカソが驚き、ダリが憧れ、シュルレアリスト達に大きな影響を与えたといいます。しかし、キリコは「この形而上絵画を理解した人は、2〜3人しかいない」と断言しています。そんな不思議で謎に満ちたキリコの絵画世界とは?
30歳の頃、突然スタイルを変え、古典的な作風に傾倒したり、ルーベンスやドラクロワ、セザンヌなど、かつての巨匠たちの模倣に夢中になったり。そして、晩年まで自分の作品を何度も何度も描き直したり。…と、まさに「変人」? それとも「天才」…!?
90歳まで進化し続けたデ・キリコの世界を、未亡人が旧蔵していた初期から晩年までの名作で、ぶらぶら流にわかりやすく解説します。

※クリックすると、大きな画像が開きます。

デ・キリコの作品を観て浮かぶ感情は、「予感」「郷愁」など、本当に観念的な言葉になります。映画作品で思い出したのは、ミケランジェロ・アントニオーニ監督の『赤い砂漠』。皆さんは何を感じ、連想されますか?
オリジナルクッキー
「ジョルジュ・デ・キリコ」展のポスターがパッケージにあしらわれたオリジナルクッキーです。味はイチゴとキャラメルの2種類。不思議な食感のおいしいグッズとあって人気なんだとか。

Information
パナソニック 汐留ミュージアム
ジョルジョ・デ・キリコ −変遷と回帰−
2014年12月26日(金)まで
開館時間 | 10:00〜18:00 ※金曜日は20:00まで ※入館は開館の30分前まで |
---|---|
休館日 | 週水曜日(祝・祭日は開館) ※ただし、12月17・24日は開館 年末年始 |
入館料 | 一般: 1,000円 65歳以上: 900円 大学生: 700円 中・高校生: 500円 小学生以下無料 ※20名以上の団体は各100円割引 ※障がい者手帳をご提示の方、および付添者1名まで無料 |
場所 | 東京都港区東新橋1-5-1 パナソニック東京汐留ビル4階 |
電話 | 03-5777-8600(ハローダイヤル) |


カレッタ汐留
Caretta Illumination 2014
『カノン・ダジュール Canyon d'Azur 〜光の渓谷へ〜』
2015年1月12日(月・祝)まで
点灯時間 | 17:00〜23:00 ※2015年1月1日、2日は全館休館のため休み |
---|---|
場所 | 東京都港区東新橋1丁目8-2 B2F カレッタプラザ |
電話 | 03-6218-2100 |
