放送内容

2014年6月20日放送

 
#142

初夏の世田谷アートスポットめぐり〜宮本三郎記念美術館と清川泰次記念ギャラリー〜

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初夏の東京、混雑知らずの小さな美術館めぐり!

今回は、世田谷区にある都心のオアシス、等々力渓谷散策からスタート。東京23区唯一の「渓谷」であるここは、神聖な不動の滝を擁し、パワースポットとしても納涼スポットとしても親しまれています。
続いて、世田谷美術館が持つ分館をめぐります。最初に訪れるのは、宮本三郎記念美術館。開館10周年の節目の今年は、回顧展を三期に分けて開催。現在は最初期の作品を展示しています。宮本三郎は昭和の洋画界を代表する画家で、その類まれなデッサン力は藤田嗣治からも一目置かれたほど。今回の展示では、宮本三郎の貴重な初期の作品を鑑賞します。
そして、もうひとつの分館「清川泰次記念ギャラリー」へ。清川泰次は独自で絵画を究め、戦後に活躍した抽象画家です。清川の人生を追いながら、抽象画の楽しみ方をぶらぶら流にわかりやすく解説します。

今回のPick up!宮本三郎記念美術館 宮本三郎「横臥婦人」

※クリックすると、大きな画像が開きます。

 
高橋マリ子のラブ♥ラブ♥美術・博物館

20世紀前半に活躍された宮本三郎さんからは、ヨーロッパの印象派の影響が見られ、50年代のアメリカへ渡った清川泰次さんからはポロックの影響が見られました。膨大なアートの歴史の時系列を一部整理することができた一日でした。

今回のおすすめミュージアムグッズ

グラス

清川泰次さんがデザインしたグラス。日常生活そのものを“美”で満たすことを求めた清川さんは、絵画にとどまらず、ファッションやインテリアなど様々なデザインも手がけました。シンプルな線や色遣いで構成されたグラスは、老若男女を問わず人気なのだとか。

 

Information

宮本三郎記念美術館
開館10周年 宮本三郎の仕事
1920's-1930's 修行時代から滞欧期まで

2014年7月27日(日)まで

開館時間 10:00〜18:00
※入館は閉館30分前まで
休室日 月曜日
※月曜日が祝・休日と重なった場合は開館、翌日休館
観覧料 一般: 200円(160円)
大高生: 150円(120円)
65歳以上: 100円(80円)
中小生: 100円(80円)
障害者: 100円(80円)
※( )内は20名以上の団体料金
※学生の方、65歳以上の方、障害者の方は証明書などを提示
※障害者で、小・中・高・大学生、
 および障害者の介助者(該当者一名につき一名に限る)は無料
※小・中学生は、土・日・祝・休日および夏休み期間は無料
場所 東京都世田谷区奥沢5-38-13
電話 03-5483-3836

清川泰次記念ギャラリー
清川泰次−かたちの変遷

2014年7月27日(日)まで

開館時間 10:00〜18:00
※入館は閉館30分前まで
休室日 月曜日
※月曜日が祝・休日と重なった場合は開館、翌日休館
観覧料 一般: 200円(160円)
高校・大学生: 150円(120円)
小学・中学生: 100円(80円)
65歳以上及び障がい者の方: 100円(80円)
※( )内は20名以上の団体料金
※小・中学生は土・日・休日・夏休み期間無料
※学生証・障がい者手帳など、確認できるもの提示
※障がい者の方のご案内
障がい者で、小・中学生、高校・大学生の方は無料
障がい者の付添者1名まで入館無料
場所 東京都世田谷区成城2-22-17
電話 03-3416-1202

等々力渓谷

場所 東京都世田谷区等々力1/2丁目/中町1丁目/野毛1丁目
 

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