2014年5月30日放送
#140 | 東京都美術館「バルテュス展」 |





バルテュスの真髄が見えてくる大回顧展
今回は、東京都美術館で開催中の「バルテュス展」をぶらぶら。
きわどいポーズをとる美しい少女を描いた作品で知られるバルテュス。キュビスムやシュルレアリスムなど、様々な潮流が登場する20世紀初頭のパリで独自の世界を築き上げ、ピカソからは「20世紀最後の巨匠」とまで称されました。日本で20年ぶり、過去最大規模となるこの回顧展には、多数の日本初公開作品を含む約100点が世界中の所蔵先から集まりました。
会場を飾るのは、初期から晩年に至るまでの代表作だけでなく、写真や精巧に再現されたアトリエも。「少女」だけではない、バルテュスの追い求めた芸術の真髄に迫ります。

※クリックすると、大きな画像が開きます。

ポスターで『夢見るテレーズ』を初めて観た時、なぜか幾何学的な印象を受けました。人物を描く時の不思議に角張った線や固い表情が影響しているのでしょうか。塗り重ねた絵の具の厚みも壁画のようで、印象的です。
3Dフィギュア
「猫たちの王」で印象的なポーズをとるバルテュス自身の姿を最先端の3Dプリント技術で立体化!絵画の中ではわからない横顔までも再現されています。節子婦人にもアドバイスをもらった上で完成した、展覧会限定グッズです。

Information
東京都美術館
バルテュス展
2014年6月22日(日)まで
開館時間 | 9:30〜17:30 ※金曜は20:00まで開館 ※入館は閉館30分前まで |
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休館日 | 月曜日 |
入館料 | 一般: 1,600円(1,300円) 学生: 1,300円(1,100円) 高校生: 800円(600円) 65歳以上: 1,000円(800円) ※( )内は20名以上の団体料金 ※中学生以下無料 ※身体障害者手帳・愛の手帳・療育手帳・精神障害者保健福祉手帳・被爆者健康手帳をお持ちの方とその付添の方(1名まで)は無料 ※毎月第3水曜日はシルバーデーにより 65歳以上の方は無料 ※毎月第3土・翌日曜日は家族ふれあいの日により18歳未満の子を同伴する保護者(都内在住)は一般当日料金の半額 ※※いずれも証明できるものを持参 |
場所 | 東京都台東区上野公園8-36 |
電話 | 03-5777-8600(ハローダイヤル) |



清水観音堂
場所 | 東京都台東区上野公園1-29 |
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電話 | 03-3821-4749 |
