#37 2013年03月17日 放送
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サッカー中村憲剛
Jリーグ、川崎フロンターレ・中村憲剛選手。
最大の武器は、ゴールにつながる「必殺スルーパス」。
まるで針に糸を通すように研ぎ澄まされた精度。
芸術的なパスでゴールを演出する彼はチームに欠かせない存在です。
しかし、そんな彼にも意外な過去がありました。
中学校に入ったときは身長136センチ。高校に進学しても154センチと小柄。
小学生時代には自信満々だった少年が、成長とともに感じるようになった体格の差。
大好きだったサッカーがつまらなくなりかけた時、中村選手は考えました。
プレースタイルを変える…。
得点を決めるエースストライカーから、周りを活かすミッドフィルダーへ。
ボールを受けるとき、マークする相手の視線を見て体の大きい選手と接触しない
ポジションに動く。
そしてフリーでボールを受け、鋭いパスを入れゴールをアシスト。
中村選手の「スルーパス」は体格の差をものともしない武器になっていきました。
2006年から5年連続でベストイレブンにも選ばれたJリーグの顔。
「まだまだうまくなれる」。
今年33歳になるベテラン、プロ11年目のシーズンが始まりました。