プロ野球山口鉄也

プロ野球史上初めて、5年連続60試合に登板した鉄腕。
侍ジャパン・山口鉄也投手。
去年は、開幕から24試合連続無失点のセ･リーグタイ記録も打ち立て日本一に大きく貢献。
球界を代表するセットアッパーとして不動の地位を築いています。

しかし、その野球人生は順風満帆ではありませんでした。
18歳で単身アメリカへ渡り武者修行。
食費を切り詰め、野球漬けの毎日を送りました。
帰国後、横浜と楽天の入団テストに不合格。
それでも諦めずプロ入りを果たしたものの、育成選手からのスタートでした。

夢への挑戦を支えたのは中学時代のチームメイトたち。
仕事を紹介し、練習相手を務め、休日にはスノーボード。
以前と変わらず接することで、彼らなりのエールを送っていたのです。
かつて同じ夢を抱き、白球を追いかけた仲間たち。
彼らにとって、今も挑戦を続ける山口投手の活躍は、まるで自分のことのように誇らしいもの。

「今まで出会った人、一人でも欠けていたら今の自分はない」
みんなの夢を背負い、これからも山口投手は力の限り投げ続けます。