サッカー扇原貴宏

1月中旬の神戸。
市内のグラウンドでトレーニングに励む一人のアスリートがいました。
セレッソ大阪・扇原貴宏選手。
未来の「日本代表の中心選手」と期待される逸材です。

彼の名を一躍有名にしたのはロンドンオリンピック。
正確なキックで2アシストと大活躍。
日本を44年ぶりのベスト4へと導きました。

神戸での自主トレに密着すると…。
彼が取り組んでいたのはこれまでと全く違う練習でした。
プロ生活4年目にして始めて取り組む練習法、それは、歩き方・姿勢・足の上げ方など、
走ることに関しての基礎練習。
指導するのはバルセロナ五輪の陸上日本代表、杉本龍勇さん。
世界で戦うため、自らの「走り」を改良したいと考えた扇原選手が教えを請いました。
正しいフォームで「効率の良い走り」を身につけ、スピードアップと90分間走れる体を
手に入れることが目的。

「どちらかといえば静かでおとなしい」
「サッカーに関してだけ熱くなるタイプですかね」
まだ大きく成長する可能性を秘めた21歳。
飽くなき向上心で今も自分を磨き続けています。