2大会ぶりの世界一奪還へ。
WBC侍ジャパンの精神的支柱、内川聖一、34歳。
チームで唯一3大会連続出場となる。

2009年の第二回大会では世界一に輝いた。
ところが前回大会は準決勝で敗退。
しかもチームの決定的なチャンスを自らの走塁ミスで
つぶしてしまった。

去年12月。
内川は原発から20キロ圏内の福島県双葉町を訪れた。
そこで目にした現実。
震災から6年。
多くの被災地では復興が進んでいるが
その街には地震の爪痕が今も生々しく残っていた。

人々の暮らしを一瞬で奪った2011年3月11日。
あのときから時が止まったまま。
福島の被災地の現実を、初めて目の当たりにした内川。
子供達のために自分は何が出来るのか？

被災地で出会った子供達の存在が
世界一への思いを強くした。
WBCへ臨む侍ジャパンのキープレーヤーに密着。