サッカー大津祐樹

7月26日。ロンドンオリンピック・サッカー予選リーグ。
日本代表初戦の相手は優勝候補のスペイン。
その試合、前半34分に先制ゴールを決めたのが大津祐樹選手でした。
値千金のゴールで一躍時の人となった大津選手。
その風貌は茶髪にピアス。あだ名は「チャラ男」。

周囲から「他のところはいい加減だったけど、サッカーに関しては貪欲だった」と評される
大津選手。サッカーと同時にフットサルの練習にも参加しテクニックを磨いていきました。
ジュニアユースからユースに昇格出来なかった苦い経験。
その悔しさをバネに全国高校サッカー選手権には1年生でレギュラー出場。
「悔しさを知らないと上にはいけない」と大津選手は語ります。

オリンピックから3日後、大津選手はドイツで所属チームの練習に合流していました。
ボルシア・メンヒェングラードバッハ。
ブンデスリーガ優勝5回、創設100年を超えるドイツの名門クラブです。
移籍1年目の昨シーズン、大津選手の出場機会はわずか3試合。
2年目の今年、掴みたいのは開幕戦のレギュラー。
「今はまず試合に出るという、目先の目標を実現する」
「うっすらと将来の夢も考えるけどそれは奥底にしまっている。夢の内容は内緒です。」
サッカーに真面目なチャラ男はそう言って笑いました。