放送ラインナップ

#3 2012年07月22日(日)

これまでの放送 

ロンドンオリンピック競泳日本代表松田丈志、入江陵介

ロンドンオリンピック、競泳で金メダルが期待される二人の選手。
バタフライ日本代表・松田丈志選手と背泳ぎ日本代表・入江陵介選手。
彼らにも興味深い成長ストーリーがありました。

「水泳は好きではなかった」という入江選手は大阪出身。
最初はクロールの選手。目立った成績は残せず、どこにでもいる普通の選手でした。
落ちこぼれの水泳人生が一変したのは「背泳ぎ」へ転向してから。
泳ぐ度に記録は伸び、勝てる喜びでさらに泳ぐことに夢中になりました。
次々と現れるライバル。強くなる度に増えていく仲間。
18歳で出場した北京五輪では5位と力を出し切れなかったものの、
去年の世界選手権では2つのメダルを獲得。
先月イタリアで行われたロンドン五輪前最後の国際大会では優勝。
確実に世界のトップスイマーに成長した入江選手。
世界一と称される美しいフォームでロンドンに臨みます。

2大会連続のメダルに挑む松田選手は宮崎県延岡市出身。
2004年のアテネ五輪では屈辱の14位。
「五輪はメダルを獲って結果を出さないと面白くない」、
その思いが松田選手をさらに強くします。2度目の五輪となった北京では銅メダルを獲得。
地元・延岡で多くの人たちから祝福され「次は金メダルを持ち帰る」と決意したといいます。
田んぼの中にあるビニールハウスで覆われた古びたプールが彼の原点。
最新の練習道具はなくても、今でも大会前の最終調整は延岡で行うのが松田流。
今でも原石たちと同じ25メートルのプールで泳ぐのです。
「環境のいい選手に負けたくないとここまでやってきた」。
ビニールハウスのヒーローは故郷の声援を背にロンドンへと旅立ちます。

  • ©BS日テレ
  • ©BS日テレ
  • ©BS日テレ
BS日テレ