#36
初回放送:2022年6月12日(日)22:00〜22:54
キャスト
ナレーター(N) / ちふゆ(ネクシード)
コリン / 石黒 史剛(ケンユウオフィス)
ニコラ / 大﨑 陽香(ネクシード)
エイプリル / 米倉希代子(ネクシード)
ロメイン / 裕 樹(ネクシード)
ロレイン / 古木 海帆(プランダス)
アリスター / 根本 明宏(ネクシード)
カトリーナ / 窪田 愛(ネクシード)
ジョニー / 中西 正樹(ケンユウオフィス)
クロエ / 竹永 仁美(ネクシード)
放送内容
2012年に開設された野生生物レスキューセンターはスコットランドの野生動物のために作られた、最新鋭の施設です。センターに保護される野生動物は、年間およそ1万匹を数えます。野生動物の専門病院であるセンターには、シカの飼育区画やカワウソ用のプール、鳥類、大型哺乳類、小型動物それぞれの専用ケアユニットの他、最先端のアザラシ用医療設備も備わっています。季節は移り、センターにも冬がやって来ました。スコットランドでは、厳しい寒波への注意が呼びかけられています。
今年最初に保護された野生動物は、2羽の小さなヒナでした。ドバトは、世界中に分布する身近な鳥です。カワラバトは、海鳥のコロニーがある海岸沿いに生息していましたが、ドバトは都市の環境にうまく適応し、繁栄してきました。彼らは害鳥と見なされることもある鳥です。しかし動物をすべて平等に扱うセンターでは、ケガをしたり親を失ったドバトも、手厚く保護されています。
ヒナに与えるエサの準備は、お湯を沸かすことから始まります。
シベリアからの大寒波は、猛威を振るい、氷点下の気温と地吹雪で、多くの道路は通行止めです。人も動物も寒さに震える中、イヌワシを始めとする猛禽類は、冬山でユキウサギやライチョウなどを捕食しながら、厳しい冬を越すことになります。他のワシと遭遇し、縄張り争いが起これば負傷しかねません。何らかの理由で体を痛めたとみられるワジが、アイラ島から到着しました。