










青森県青森市、ここに津軽民謡に合わせて踊りを踊る太田流津軽民謡手踊りを守る三世代がいる。“手踊り”とは5大民謡に合わせてアップテンポで早い踊りを披露することをさし、明治から大正にかけ民謡と共に踊りをしたのが始まりとされる。5歳から本格的に師匠の指導を受け、26歳で太田流を旗揚げした祖父。その踊りは4人の兄弟姉妹、孫の代まで受け継がれている。太田家にとって夏の大きなイベント、9月に催される劇場での公演。「津軽じょんから節」の手踊りを祖父・父・孫の三世代で踊る。果たして公演で孫は課題を克服して上手く踊れるのか?

京都府長岡京市に住む三世代家族。パパは大手建設会社に勤め、群馬県ハツ場ダム建設の為、現在単身赴任をしている。そのパパを娘たちとおばあちゃんが訪問。初めて見るパパの仕事現場、そして家族と離れて一人がんばる息子におばあちゃんが伝えたいこととは?

小田原の山中の宿舎に寝泊まりしながら、毎日同じ現場へ向かう林業を営む三世代家族。常に周囲に気を配り注意深く作業を進めなければ大きな事故につながる非常に危険な家業。今年80歳のじぃじは間もなく引退を考えている。林業一筋で生きる三世代の最後の夏をドキュメント。三世代で共に仕事ができる最後の夏にじぃじは何を残そうとするのか?


一家が暮らす沖縄闘牛発祥の地、沖縄県うるま市石川。1800年代後半に始まり、今でも沖縄の人々を熱くさせている。中でも県内最強の牛が集う「全島闘牛大会」で横綱になることは最大の名誉。祖父が牛主の“闘将ハヤテ”は、当大会11連覇中の中量級・名横綱。今夏、前人未到の12連覇を掛け大会に出場。幼い頃から様々な苦労を経験し87才になった今も牛のために重労働を続ける祖父と、尊敬し後を追う二・三代目。闘牛という伝統文化でより強く繋がった三世代家族が挑む夏の全島闘牛大会。果たして12連覇は?

毎年8月に下関市忌宮神社(いみのみやじんじゃ)境内で行われる奇祭「数方庭祭」に三世代で参加する家族に密着。神社のある下関市長府は古い町並みが残る城下町。ここで約1300年前から続く祭りは、2本の竹をつなぎ合わせて作られた大幟(おおや)を担ぐ男達の勇壮な「幟(のぼり)舞い」。境内の「鬼石」と呼ばれる石を3周まわる。「大幟」は“巨竹”で長さ20~30メートル、重さ100キロ。来年小学生になる孫に今年は高さ10メートル、10㎏の幟に挑戦させようという祖父と父。果たして孫は幟を担いで3周回ることができるのか?!

平戸島から船で約10分の島、5世帯21人が暮らす長崎県平戸市高島。そこで暮らす三世代家族に密着。祖父母・父母ともに漁業で生活を支えており、孫は船で平戸島の小学校に通学している。島に住む家族には代々受け継がれた、祖母から孫へ継がれる夏恒例の味。そして、祖祖父から祖父が受け継いだ“灯台守り”というもう一つの家業。その灯台を祖父が孫と初めて訪れることに―。島に残る唯一の孫に祖父は何を伝えるのか?