2015年12月17日 初回放送
北欧、スカンジナビア半島の西側にある国ノルウェー。今回の世界水紀行は長い歴史を誇るオスロから運河を巡り、フィヨルドを旅します。オスロにある王宮は1840年代に当時のスウェーデン王の命で建設されたものです。かつてノルウェーはスウェーデンの支配を受けていました。
オスロのヴァイキング船博物館にはヴァイキングが葬儀のために使った船=オーセベル船が展示されています。2015年に産業遺産として登録されたノトデンの水力発電所はノルウェーの水との関わりの深さを語りかけてきます。
南西部に位置するテレマルク地方はフルーツのよくとれる土地として知られています。フルーツと地ビールを合わせた独自のフルーツビールが注目を集めています。地域を流れるテレマルク運河は、その保存状態の良さと美しさで人気を集めています。
テレマルク運河の終着駅ダーレンの街には、王族の愛したダーレンホテルが建ち、地元の食材を使ったノルウェー料理が振舞われています。オヒョウは寒い海でとれる代表的な魚です。伝統の銀のブローチは女性たちの正装に欠かせないアクセサリーです。
フィヨルド観光の玄関口として知られるスタヴァンゲル。旧市街のオールドスタヴァンゲルは18世紀頃に建てられた木造建築が並び、どの家も花で彩られ見る人を楽しませています。街の中心にあるスタヴァンゲル大聖堂は現存するノルウェー唯一の中世の大聖堂です。
ノルウェーの4大フィヨルドの一つとして知られるリーセフィヨルド。ノルウェー語で光のフィヨルドを意味するのは花崗岩の白い岩肌が光に反射してみえることから名付けられました。観光の目玉は海面から600mまで垂直に伸びる一枚岩の崖プレーケストーンです。その地に立てば地球が作り出したフィヨルドの絶景、その神秘を堪能できます。