水紀行ラインナップ
©BS日テレ©BS日テレ伝統息づく永遠の都 イタリア ローマ

2015年7月15日 初回放送

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南北にのびるイタリア半島のちょうど中央に位置する首都「ローマ」。
その歴史は、古代ローマ帝国時代の紀元前8世紀にまで遡ります。
2700年もの時を越え市内のそこかしこで遺跡と出会える永遠の都。
毎年、市民の4倍以上にあたる1200万もの観光客が訪れています。
街の中心部に、ローマを代表する古代遺跡があります
西暦80年に完成したといわれる円形闘技場、「コロッセオ」です。
周囲527メートルで高さは57メートル。
「ローマンコンクリート」と呼ばれる火山灰を固めた人工の石で固められています。
数々の遺跡群が残るこの街は世界遺産に登録されています。

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ローマ市内を流れる「テべレ川」の西側に巨大な教会のドームが見えます。
バチカン市国の象徴「サン・ピエトロ大聖堂」です。
「バチカン市国」は、東京ドーム9個分ほどの国土しか持たない世界最小の主権国家です。
市内に別の国を持つ事もローマの特徴のひとつです。
大聖堂の正面に開けた「サン・ピエトロ広場」。
この広場は、17世紀バロック芸術の巨匠ベルニーニが手掛けました。
バチカン市国は1984年に国全体が世界遺産に登録されています。

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ローマ市内には「ルネサンスの宝石」と呼ばれる建物があります。
16世紀初頭に建てられた「ビラ・ファルネジーナ」。
「ガラテイアの間」と呼ばれるこの部屋は、ルネサンス期の様々な画家の手によるフレスコ画で彩られています。
中でも訪れた人の目を引くのが、ダ・ビンチ、ミケランジェロと並び3大巨匠に
数えられたラファエロの作品です。
「ガラテイアの凱旋」は古代神話をモチーフとしていて、
ガラテイアという海の精が、イルカのひくホタテ貝に乗っています。
ルネサンスは14世紀のイタリアで始まり、200年に渡ってヨーロッパを席巻した
芸術運動で、古代ローマなどの古典への回帰を目指したとされます。

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ローマ市内から東へおよそ30キロ。
「ティボリ」は古代ローマ時代に貴族の保養地として発展した町です。
この町には豊かな水と緑に彩られた庭園があります。
16世紀の半ば、ローマ教皇の座を巡る争いに敗れた枢機卿イッポリート・デステが隠遁生活の為に古い修道院を改修した「ビラ・デステ」です。
東京ドーム1個分ほどの広大な庭園には、ギリシャやローマ時代の噴水をモチーフにした大小様々な噴水が置かれています。
この庭園は、イタリアで最も美しい噴水庭園と呼ばれています。
中世ルネサンスの傑作のひとつとされるビラ・デステは、その美しさから2001年に世界遺産に登録されています。

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