ストロングポイント

毎週日曜 18:00~18:30放送

放送内容

第97回 ボッチャ 杉村英孝&廣瀬隆喜

2017年12月23日 放送

日本ボッチャ選手権決勝は、宿命のライバル対決、リオパラリンピック団体で日本に銀メダルをもたらした二人の頂上決戦となった。正確なコントロールショットを誇る、冷静沈着なキャプテン・杉村英孝。局面を一変させるロビングボールが武器、雄叫びのエース・廣瀬隆喜。戦略か、パワーか。国内最強をかけた戦いの結果は?
日本代表キャプテン・杉村選手のストロングポイントは、『高精度のボールコントロール』。距離があっても、腕の振り幅を調整してピタリと寄せる。そして、もうひとつ大きな武器が、チームの司令塔として勝利へ導く緻密な戦略。日本のエース・廣瀬選手のストロングポイントは、『腕の力を伝えるパワーストローク』。局面を変える大技、リオでも彼のパワーショットが、何度もチームの危機を救った。銀メダルの立役者だった二人がライバルに。この日本選手権の個人戦、過去6年の優勝者は、この二人だけ、しかも3勝3敗でまったくの五分。
廣瀬「もちろん、自分が連覇して、杉村選手に勝ちたいなと思います」
杉村「優勝しかありません。日本一奪回です」
杉村選手有利で迎えた第3エンド。残すは一球しかない、廣瀬選手、ジャックボールへのコースは、いくつもの球が壁となっている。このまま終われば、青の杉村選手に2点を許してしまう状況で、雄叫びも炸裂するスーパープレー!なんと、壁を乗り越えるライジングショット!!廣瀬選手、大逆転!第3エンドを終えて、合計得点2対1、廣瀬選手がリードする。
流れが廣瀬選手に傾くなか、迎えた、最終エンド。杉村選手が大きな賭けに出る。自分に近い位置に置くのが定石のジャックボールを、あえて遠くに投げる。遠いほど、ショットに正確さが求められる。正確無比なコントロールショットを見せつけて、ピタリ。ストロングポイントを発揮する杉村選手。今度は、廣瀬選手に、プレッシャーがかかるが、こちらもストロングポイントで応戦!パワーストロークでわずかな隙をつき、ジャックボールだけを弾きとばす。その後も、プライドがぶつかるハイレベルな戦いが続く。最終エンドの結果、ジャックボールに一番近いのは青、杉村選手に軍配があがった。青に、1ポイントのみが入り、結果スコアは2対2のドロー、勝負はタイブレイクへ!点差がついた時点で勝者が決まる。
タイブレイクでは、コートの中央にジャックボールが置かれる。コイントスで決まった先攻は、杉村選手。1投目は寄せられず、後攻の廣瀬選手もミス。続いて、ジャックボールから遠い廣瀬選手が投げる。今度は、奥に外す。そして、杉村選手、寄せられない。両者、単なるミスに思えますが、トップ選手ならではの戦略が隠されていた。
村上コーチ「杉村選手の一投目、二投目が作戦で、わざと廣瀬選手のコースにかぶせて、手前に置いて、後ろもわざと廣瀬選手に後ろも使わせないように、わざとあそこに置いた作戦だと思います」
そして、廣瀬選手の3投目、手前のボールに当たり、止まってしまう。続けて廣瀬選手、杉村選手からジャックボールをガードする位置に置く、という狙いだったが、わずかにずれてしまう。そして、冷静沈着な杉村選手が感情をあらわにする会心のショットは、狙い通りにジャックボールにピタリ。残り2球の廣瀬選手、手前の青球が、ジャックボールをガードしているうえ、奥にも青があり、弾いて押すことも難しい。ここで選ぶのは、ロビングボール。しかし失敗、残すは、1球。ここで、必殺技のロビングボール、後がない土壇場で決まった。まだボールが残る、杉村選手。青い球を、赤よりジャックボールに近づけられたら、その時点で杉村選手の優勝が決まる。杉村選手、ここぞというときの勝負強さと、完璧なショットで、見事に勝利、王座奪還を果たした。
廣瀬「決勝だし、対戦相手はずっとやっていたライバルでしたし、やっぱり勝ちたかったです」
杉村「いまの気持ちは素直に嬉しいです」
そしてともに目指す先は・・・・・
杉村「これからもずっとお互い切磋琢磨しあって、2020年は、金を目指してがんばっていきたいと思います」
廣瀬「お互いこれからもどんどん競い合いながら、確実に金を取れるように、これからやっていきたいと思います」

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