ストロングポイント

毎週日曜 18:00~18:30放送

放送内容

第26回 競泳 一ノ瀬メイ

2016年08月13日 放送

現在、近畿大学に通う19歳、一ノ瀬メイ選手。生まれつき右ひじから先がない障害を持つ。今年3月に行われたリオパラリンピック選考会では、200m個人メドレーで自己ベストを4秒以上も更新する泳ぎを見せ、夢のパラリンピックの切符を手にした。キュートな笑顔と豊かな表情で多くの人を惹きつける一ノ瀬選手のストロングポイントは「技術力と大一番の強さ」。水中で左右のバランスを保つ独自の技と、アスリートには不可欠の「メンタルの強さ」が武器だ。そして、大舞台になるほど実力を発揮する彼女の信念は「多くの人にもっとパラスポーツを伝えたい」。そんな一ノ瀬選手の戦いの日々を見つめた。

左右の腕の長さの違いから、水泳を学ぶ場に苦労した小学生時代。しかし、逆境をものともせず水泳に取り組み、史上最年少の13歳でアジアパラリンピック出場。見事、銀メダルを獲得した。そして今や、「水のプリンセス」と異名をとるほどパラ水泳界で注目を浴びる一ノ瀬選手。そんな彼女には、幼い頃から叶えたい夢がある。「もっとパラリンピックを有名にしたい!」

現在、一ノ瀬選手が所属するのは、オリンピック選手を数多く輩出する名門、近畿大学水上競技部。スローガンは、『勝たなおもろない!』。
アテネオリンピックの銀メダリストである山本貴司監督の下、他の健常者の部員達とともにハードなメニューをこなす。実は一之瀬選手は、名門近畿大学の水泳部史上初のたったひとりのパラスイマーなのだ。パドルやフィンを腕につけ負荷をかけて泳ぐなど、筋肉を強化すべく様々な試行錯誤を重ね、トレーニングしている。

彼女のストロングポイントは、『技術力と本番に強いところ』。
水泳で基本の泳ぎとされるクロール。左右の長さが違う腕を同じように回すと、左右でタイム差が生じ、バランスを崩してまっすぐ泳げない。しかし、一之瀬選手は、左手は後ろまでかかず、すぐに抜くことで腕の短さを克服、ぶれずにまっすぐ泳ぐ。義手を使った筋力トレーニングで右腕の筋肉を強化してさらに左右のバランスを取り、安定した美しいフォームを作り上げてきた。
大舞台で発揮する「勝負強さ」は、さまざまな経験に裏打ちされた精神的な強さからくる。9歳のとき右腕の障がいを理由にスイミングクラブに入るのを断られた悔しさ。その後、家族で日本を離れ一年間イギリスで暮らす。そこで、障がいなど関係なくスポーツをしているのを目の当たりにし、「障がいは個性であり特徴、工夫と努力で、なんだってできるんだ」と気付く。そして、そんな思いを日本でも広めたいと出場したスピーチコンテストでは「障がいって、何?」というテーマで登壇し、見事優勝!彼女のまっすぐな思いと強さとが多くの人の心を動かした。

磨き上げた技術力と精神力の高さ。リオパラリンピックで一ノ瀬選手が出場するのは個人とチームを合わせて8種目。リオの舞台でも輝くような笑顔と心に響く泳ぎとを見せてくれるはずだ。

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