ストロングポイント

毎週日曜 18:00~18:30放送

放送内容

第12回 水泳 木村敬一

2016年05月07日 放送

ロンドンパラリンピックで銀と銅2つのメダルを獲得した木村選手。この4年間、リオでの「金メダル」だけを追い求めてきた。彼は先天性の疾患で視力を失い、光も感じない全盲のスイマー。だが、ハードな筋力トレーニングが木村選手のストロングポイント「スタートダッシュが生むパワフルな泳ぎ」につながり、去年の世界選手権では2冠を達成。
リオでの頂点だけを見据えて泳ぎ続ける木村選手の戦いの日々を追った。

現在、3種目(100mバタフライ、100m自由形、100m平泳ぎ)で世界ランキングトップに立つ木村敬一選手は〝リオで金メダルに最も近い〟と言われる日本パラ水泳界期待のスイマー。先天性の疾患が原因で2歳の時に両目の視力を失った木村選手が母親の勧めで水泳を始めたのは10歳の時。「水泳」という競技を見たことがなく、最初は苦労したというが、その後の地道な猛練習が実り、今や日本のエースに留まらず、世界と競うトップスイマーへと上り詰めた。木村選手が戦うのは最も障害が重い「11」というクラスだ。
木村選手のストロングポイントは「スタートダッシュが生むパワフルな泳ぎ」。その秘密は〝誰よりも遠くに飛び込むキック力〟と、飛び込んだ時の水しぶきの小ささが証明する〝水の抵抗を受けない入水〟にあった。そして、それらを生み出したのはバーベル挙げなどを取り入れたハードな筋力トレーニングだ。さらに、真直ぐ泳ぐことが困難な全盲のスイマーにとってコースロープへの衝突は避けるのは難しいが、木村選手は衝突しても減速しないパワーを身に付けることを重視。筋トレや食の改善による肉体改造にも取り組み、 4年前のロンドンから7~8kgもウエイトを増加させて筋肉質な身体を作り上げた。その努力が実り、今年、自由形とバタフライの2種目で自己ベストを1秒以上も更新した。
「スタートダッシュが生むパワフルな泳ぎ」でパラリンピックに挑む木村選手。その舞台で伝えたいのは〝人としての無限の可能性〟。今年の夏、今までの水泳人生のすべてをぶつけると語る木村選手が目指すところはただひとつ… 頂点という唯一の場所だ。

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