医進薬新 夢のメディ神殿2019スペシャル

毎週日曜 11:30~12:00 再放送 2月2日(土)より 7:30~8:00放送

放送内容

第2回  大腸がん・胃がんとゲノム医療

2019年01月13日 放送

<テーマ>

日本人の死亡原因のトップは「がん」。

年間約87万人が発症し、37万人が亡くなっています。
たくさんの命を奪うがんに、新たな治療の選択肢が生まれようとしています。
それは…ゲノム医療です。
今回は、がん治療の常識を変える、ゲノム医療の最前線に迫ります。

<消化器のがん「大腸がん」「胃がん」>

1年間に、新たにがんと診断される患者さんが1番多いのは「大腸がん」、続いて「胃がん」。
がんで亡くなる人を減らすことが、医療界最大の悲願と言えます。
そこで新たな医療のカギを握るのが、「遺伝子の解析」です。

<ゲノム医療>

ある「大腸がん」患者さんが、治験で使った薬は「乳がん」の薬でした。
なぜ、「大腸がん」に「乳がん」の薬が使われたのか?
そこには、「ゲノム医療」がありました。
ヒトの体には、37兆2000億個もの細胞があると言われています。
その細胞の中には染色体があり、その中にDNAが折りたたまれて入っています。
よく耳にする「遺伝子」は、このDNAの一部のことです。
染色体を含めた、これら全ての遺伝情報を総称して、ゲノムと言います。
従来の薬物治療では、胃なら胃がんの薬、肺なら肺がんの薬というように、
臓器別に薬が選ばれていました。
選択肢は限られ、人によっては効果が出にくいこともありました。
しかし、ゲノムの解析で同じタイプの遺伝子変異から、
さまざまな臓器のがんが発症していることがわかってきました。
つまり、変異した遺伝子のタイプが同じなら、
臓器にこだわらないで同じ薬が使える可能性が出てきたのです。

<ゲノム医療の課題と取り組み>

現在、遺伝子変異が見つかっても、全ての薬があるわけではありません。
この事態を打破しようと「スクラムジャパン・GIスクリーン」が立ち上がりました。
この取り組みは、全国270以上の病院と製薬会社17社が参加、
患者さんが、提携病院で遺伝子検査を受け、遺伝子変異のデータを多く集めて、新たな治療薬開発につなげようという狙いです。

<遺伝情報解析 AI>

ヒトの遺伝情報・ヒトゲノムは、約30億ものデータから成り立っています。
ゲノム医療で、膨大なデータの中から診断に必要な情報を導き出す
AI 人工知能は必要不可欠なものになる可能性が高いと言います。

  • ©BS日テレ
  • ©BS日テレ
  • ©BS日テレ
  • ©BS日テレ
  • ©BS日テレ
  • ©BS日テレ

出演者

国立がん研究センター東病院(千葉・柏市)
消化管内科
吉野 孝之(よしの たかゆき)科長
東京大学医科学研究所附属病院(東京・港区)
血液腫瘍内科
東條 有伸(とうじょう ありのぶ) 科長
BS日テレ 医進薬新 夢のメディ神殿2019スペシャル