医進薬新 夢のメディ神殿2018スペシャル

毎週日曜 11:30~12:00 再放送 2月3日(土)より 7:30~8:00放送

放送内容

第1回  乳がん

2018年01月07日 放送

<今回のテーマ>

日本人女性の年間約9万人が乳がんと診断されます。11人に1人がかかり、68人に1人が亡くなる病気です。
近年、乳がんのタイプに合わせて「効果的な薬」が登場し、治療効果が向上。
治療を乗り越える女性が増え、社会復帰に向けた支援も行われるようになりました。
専門医の解説とともに、乳がん体験者が治療について語ります。

<女性のがん罹患数第一位>

男性は胃がん、女性は乳がんが1番多いがんです。30代から増加しはじめ、40代後半くらいでピークを迎えます。
しかし、70~80代でも乳がんは無くなる訳ではなく、それぞれの年代で起こり得る病気です。
検査技術の進歩、治療技術の向上で、治る人が多い病気になって来ました。
しかし乳がんは、手術による根治治療後でも約20~30%の割合で転移・再発の心配があります。

<2001年に登場、「分子標的薬」>

乳がんの基本治療は手術。転移などがある場合は薬物治療を行います。
乳がんの15~20%を占めるのは、「HER2タンパク陽性」というタイプのがんです。
このタイプは、がん細胞の表面に特殊なタンパク質「HER2」が過剰に現れています。
2001年に登場した分子標的薬「抗HER2抗体」は、このタイプのがんの治療効果を上げています。

<2014年に登場、「抗体薬物複合体」>

「抗体薬物複合体」は、抗HER2抗体に「抗がん剤」を組み合わせたものです。
抗体薬物複合体を投与すると、がん細胞のHER2に付き、抗がん剤を「がん細胞」に撃ち込んで攻撃。がん細胞を「内側」から壊します。
「ターゲット療法」と呼ばれ、抗がん剤をピンポイントで撃ち込み、従来の薬に比べ副作用が少ないと期待されています。

<乳がんのタイプ別治療>

乳がんは、がんのタイプによって治療薬が違います。
「HER2タンパク陽性」の他にも、女性ホルモンの影響を受け増殖する乳がんにも新規分子標的薬が登場し、2017年末に製造販売承認されました。

<がんサバイバー>

治療技術の向上などによって、乳がんを経験した多くの患者さんは、再発や転移、術後の後遺症、社会復帰や妊娠・出産など多くの不安を抱えながら生活しています。
術後のケア、支援などの取り組みが始まっています。

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出演者

昭和大学病院
乳腺外科
中村 清吾(なかむら せいご)教授
がん研有明病院
乳腺センター
大野 真司(おおの しんじ)センター長
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