医進薬新 夢のメディ神殿2017スペシャル

毎週土曜 7:30~8:00放送

放送内容

第2話  痛みと新薬

2017年01月15日 初回放送

<今回のテーマ>

3か月以上続く痛みを「慢性痛」といい、ほとんどが原因不明なのです。
「慢性痛」患者は2000万人を超え、痛みに苦しんできましたが新薬が登場。
また、「がん疼痛」という、がん患者さんの痛みを取る治療も認識を改める動きが出てきています。
医療用麻薬を使うことで、患者さんのQOL(生活の質)が大きく変わるといいます。
多くの人が悩む「痛みの治療」、最新の取り組みに迫ります。

<痛みとは>

骨や筋肉、骨格系の異常や皮膚の傷などの他に 内臓に問題がある場合など何らかのトラブルを示しています。
痛いという感覚がないと、危険が察知できなかったり、ケガや病気を繰り返したり、命の危険につながることもあります。
通常の痛みは、原因のケガや病気が治れば消えますが、その期間を超えても続く痛みが「慢性痛」です。

  

<慢性痛>

体に痛みが生じた時、それを感知しているのは「脳」。
体の神経には、脳に痛みの信号を伝える経路とそれに対して、痛みを抑えるよう、脳からの指示を伝える経路があります。
痛みによるストレスや、なんらかの異常で脳が誤作動を起こすことがあり、そうなると、痛みを抑えるブレーキが利きづらくなり、原因がなくても痛いと感じてしまうと考えられています。

<神経障害性疼痛>

痛みを伝える神経が損傷したりして起こる痛み。しびれたり「ぴりぴり」したりなどの痛みを感じることが多い。
手術のあとや、ケガのあとに起こり、痛みが取れず慢性化することもある。
「プレガバリン」は、カルシウムの流入を抑え、伝達物質の過剰放出が収まり、痛みが和らぐという。

 

<慢性痛の治療>

「SNRI」は、伝達物質が回収されないようにブロック。伝達物質が増え、痛みを抑えるシステムが正常化するという。
さらに、「運動療法」「認知行動療法」などを併用。

 

<痛みのスパイラル>

長い間、痛みを感じていると、痛みの不安や恐怖ばかりを考えるようなり、脳が疲労して「誤作動」を起こし、痛みが感じやすくなるため、さらに動かなくなる。気分も落ち込み、不安になり、また痛みが続く…。

<がんの痛みの緩和>

日本は、「医療用麻薬」に対するさまざまな「誤解」があり、使用が少ない。痛みを我慢するのではなく、痛みを取ることでQOL(生活の質)が改善するという。

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出演者

東京慈恵会医科大学附属病院
麻酔科
北原雅樹(きたはら まさき) 准教授
がん研有明病院
がん疼痛治療科
服部政治(はっとり せいじ) 部長
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