放送内容

※金額は撮影時のものです。季節により異なる施設もありますのでご了承ください。

2009年7月26日放送 ポーランド・クラクフ篇


Krakow
クラクフ
写真

 今私が訪れているのは、ポーランド第二の都市・クラクフ。中世を思わせる雰囲気の石に囲まれた旧市街は世界遺産に登録されています。空を切り取った建物には季節を彩る花々。ワルシャワの旧市街とはまた違った雰囲気です。“ワルシャワが東京とすればクラクフは京都”という例えの通り、しっとりとした古都の風情が薫っています。中世の面影を色濃く残すクラクフの広大な中央広場。正面に見えるあの建物の横幅がおよそ100メートルというから、どれだけ広いかわかりますよね。クラシックなこの街並みには馬車が良く似合いますね。広場を取り囲むようなオープンカフェでは、地元っ子たちが初夏の日差しを満喫しています。どれも中世風の白い花瓶に入ってる。町の雰囲気に合わせてるのかな?おしゃれですね。世界遺産だけあってきれいな街並みだなぁ〜。

▲ページの先頭へ


Kosciol Najswietszej Panny Marii
聖マリア教会
住所:Rynek Glowny 4
商品:聖マリア教会?塔入場料
価格:¥150-
写真

 きれいな街並みだからこその素敵な風習ですね。そんな笑顔あふれる広場を穏やかに見守っているのが、この街のランドマーク的存在の聖マリア教会。1222年に建てられたゴシック様式の荘厳な佇まい。まるで天に向かって伸びているようです。この教会の塔からクラクフの町が一望できます。塔ではラッパの演奏が始まりました。♪〜〜 あれ? ラッパの演奏曲、随分不思議な終わり方の曲ですけど…実はラッパの演奏を途中でやめるのはある出来事に由来しているんです。その昔、モンゴル軍がクラクフを攻めてきたときの話なんですが、敵襲を市民に知らせるのはラッパ手の義務でした。敵が近づいてきた方向に向かってラッパを吹き鳴らしたのです。しかし、モンゴル軍がクラクフを襲ったときラッパを吹くとモンゴル兵の放った矢がラッパ手の喉を貫き演奏が途中で途切れてしまったんです。それから途中で演奏が終わるんですって。クラクフを守ったラッパ手の意志は、現在も、選ばれし町の消防士7人によって受け継がれています。この塔から24時間町を見守りながら一時間おきに時を知らせる役割を担っているのです。かつてラッパ手が勇壮な死を遂げたこの場所で町を見守る仕事は、やはりみんなの憧れなのだそう。「ここでラッパを吹けるのを、とても誇りに思っている」そう彼らは言っていました。伝統の音よ、永遠なれ。

▲ページの先頭へ


Hotel Pod Roza
ホテル・ポッド・ロージョン
住所:Florianska 14
商品:ダブルルーム(408号室)1泊朝食付き
価格:¥21,600-
写真

 今日泊まるホテルは旧市街のど真ん中にある、この町で最も古い老舗、「ホテル・ポッド・ロージョン」。その名の通り、看板には薔薇のオブジェがあしらわれています。クラクフの街並みみたいにシックでエレガント。時代を感じさせるいい雰囲気です。クラシックなエレベーターで上がって今回泊まるの最上階の408号室へ。それとホテルの廊下が暗いのは、昔の建物をそのまま利用しているからなんですよ。さぁ部屋に入りますよ…うわぁ〜明るいお部屋!それにウッディでいい雰囲気♪陽の光が沢山入って気持ちいなぁ〜。壁は、薔薇をイメージした淡いピンク色。あ、見てください、ヘッドボードや枕にも薔薇が!ん〜、優雅な気分で過ごせそう♪そして窓の外には…さっき登った聖マリア教会!ということは、毎時刻にあの音が聴けるんだ。。胸に染み入るラッパの音が、私を中世の時代へと導いていく。それはそれは優雅な午後…。

▲ページの先頭へ


Kazimierz
カジミエーシュ
写真

 ここはカジミエーシュと呼ばれるエリア。この街を歩いていると時折目にするのがこの星のマーク。これはダビデの星、六亡星と呼ばれるユダヤのシンボル的な印です。実はこのカジミエーシュ地区は、かつて6万人もが暮らしていたユダヤ人街だった場所なんです。あの映画「シンドラーのリスト」の舞台にもなりました。カジミエーシュにはシナゴークと呼ばれるユダヤ教会をはじめ、いたるところに当時の面影が残っています。ん?ここはなんだろう?あ、市場だ!小さいけれど地元感いっぱいでいい雰囲気♪あっ今が旬のイチゴとチェリー!昔ながらの量り売りなのかな?他にも旬の野菜やフルーツがそろい踏み。どれも色鮮やかで美味しそう。ところでユダヤの人達って、これらの食材をどういう風に料理していたのかな?そんなことをつらつら考えながら歩いていたら、ちょっと素敵な路地を発見!石畳を照らす木漏れ日とひんやりとした木陰のコントラストが素敵!ここは住宅かな?アラブっぽい雰囲気ですね。石のアーチの向こうには木々や花々がたくさん飾られてる。ずっと変わらない日常の景色。なんだかホッとしますね。あ、道が終わっちゃった。すーっと現れてぱっと消えたまるで夢のような空間だったなあ

▲ページの先頭へ


Ariel
商品:料理2品・デザート・ビール1杯
価格:¥2,190-
写真

 ユダヤ料理が食べられると町の人に教えてもらったのがカジミエーシュの中心地にあるこちらのお店。ユダヤ料理を味わうのは初めてどんな料理なのかな?ワクワクする。ヨーロッパのような…アジアのような…不思議な雰囲気ですね。オススメの牛肉、蜂蜜とシナモンのスープでユダヤ料理の代表的なスープのベルディショフスカスープを注文。まずは地ビールで乾いたのどを潤して、と。あっスープが来ましたよ!うわぁ〜具沢山ですね。見た目はボルシチっぽい。シナモン以外にもなんだかスパイシーな香りがします。まずはじっくりと煮込まれた牛肉とスープを…。うん!美味しい!ホロホロのお肉にじっくりとしみこんだコクのあるスープがたまりません!ほんのり甘みを感じるのはこの具沢山の野菜から出た味。いろんな美味しさが絡み合った奥深い味は、一度飲むと癖になります。メインはオーブンでじっくりと焼かれたガチョウを使った一品。ガチョウの皮でくるまれた中身はガチョウのレバーとジャガイモ。濃厚なレバーはスパイスで風味付けされていて思ったよりしつこくない。もちろんデザートもいきますよ。ユダヤ伝統のチーズケーキです。酸味があって、さっぱり滑らか。チーズケーキというよりは、ヨーグルトに近いかな。かつては大勢のユダヤ人を擁していたこの町。彼らが暮らした証は、こうして脈々と伝え続けられているのです。

▲ページの先頭へ


Kopalnia Soli Wieliczka
ヴィエリチカ岩塩採掘場
住所:Dani?owicza 10
商品:入場料
価格:¥1,260-
写真

 今日はクラクフの町を離れ一路南へと向かいます。到着したのはヴィエリチカというのどかな町。ここヴィエリチカには世界的に有名な岩塩鉱があるんです。それが1250年から1950年代まで稼動し、1978年に世界遺産の登録されたヴィエリチカ岩塩採掘場。その世界有数規模と言われる内部を、一度見学してみたかったんです。まず地下54メートルにある「レベル@」という場所へ380段の階段を降りて向かいます。岩塩鉱はレベルHまであります。レベルHは地下327メートルあるんですよ。岩塩鉱の一番上、レベル@に到着。まず現れたのは、蝋人形で当時の採掘の模様を再現したちょっとした博物館。へ〜、採掘した塩は、こんな風に木製の台車で運んでいたんですね。周りを良く見ると、岩を削った後が生々しく残っていました。木材でカバーされていない部分は全て岩塩なんですよ。この採掘場に塩分の高い水が入り込み、それが蒸発して塩の再結晶化したものなんですって。天井にみられるのは聖人の花と呼び、天井からぶら下がっている鍾乳石をマカロニと呼んでいるんです。こちらは聖人の花。白い小さな花びらを何枚も重ねたよう。綺麗だなあ。まさに自然が生み出した美術館です。この石は抗夫を守ってくれると信じられていたお守りです。これはヴィエリチカ採掘場に見られる最もきれいな岩塩の種類で不純物が少ない純度の高いものです。ダイヤモンドのようにキラキラ透き通っていて、不思議なパワーで守ってくれそう。さて、ここレベル@からさらに階段で下っていきますよ。今度も長そう…。あ、この階段も岩塩でできてる。下っていくに連れて、だんだん空気がひんやりしてきました。あっ水が流れてる。子供たちはみんなそれを飲んでる。子供たちのリアクションを見ているとどうやら相当濃い塩水みたいですね。ちょっと怖いけど私もチャレンジしました!うわぁ〜ショッパイ!皆さん不味い、って分かっていてもついついチャレンジしちゃうんですよね。まばゆい輝きを放つ大きなシャンデリア。ここはまるで地下宮殿のよう。今にも地底人の舞踏会が始まりそうな雰囲気。下に下りてみると…、人の声が反響して聞こえてくる。まさか地下にこんな空間があったとは驚きです。ここはキンガ聖人の礼拝堂です。ここのシャンデリアには純度の高い岩塩の結晶が使われているんです。キンガ聖人とは、その一生を慈善事業に尽くしたポーランド女王。その清い魂が、ここに今も眠っているようです…。さらに驚くべきは、このシャンデリアも、内部の装飾も、全て鉱夫の手によって自主的に作られたということ。彼らの聖なる祈りが、この場所を一層煌かせているように感じました。

▲ページの先頭へ


Zakopane
ザコパネ

写真

 ヴィエリチカを後にさらに南へと向かいます。徐々に緑が深くなり、澄み切った空気が私の頬をなでていく。ここはお隣の国スロヴァキアとの国境地帯にある山間の町・ザコパネ。町を歩いてまず目に飛び込んでくるのが、山小屋風の三角屋根の家々。そんな家々を近くで見ると細やかな彫刻が施されていますよ。いろんなパターンの模様が隠れているこの木造建築は19世紀後半に建てられたザコパネスタイルと呼ばれるこの地方特有の建築様式なんです。屋根もただの三角屋根ではありませんでした。ほら、板を幾重にも重ねて滑らかな曲線を作り出しています。緑を映すゆがみのある窓ガラスも雰囲気がありますね。どの家々も深い森に溶け込むような佇まい。ここザコパネは豪雪地帯として知られ雪に押しつぶされないようにこうして家の屋根や庭を囲む垣根に傾斜が付けられているんです。あら、家を囲む石垣にまで。なんだかちっちゃなおうちみたいですね。塔の部分は鉛筆のようにも見える。こんな風に個性的な家ばかりで歩いているだけで楽しくなっちゃう。あっあそこにも…。今まで見たのとはちょっと違う建物があるぞ。てっぺんにちっちゃいとんがりが…。そのとんがりの上には…十字架。教会ですよ!教会までザコパネスタイルなんですね。

▲ページの先頭へ


Oscypek
オスツィーペック
商品:スモークチーズ2種
価格:¥480-
写真

 なんだか賑やかな場所に出ましたよ。なにか売っているみたいです。パン?…じゃないですよねぇ…それとも木彫りのお土産?この感触と香り…。あ、チーズだ!それになんだかスモーキーな味。まるでザコパネ建築のような模様のこちらはオスツィーペックと呼ばれるスモークチーズ。
この模様はチーズ農家ごとにいろんな模様があるんです。いわばチーズの家紋のような模様が入ったザコパネ名産のチーズ。雪が多いこの地方では、長い冬の間チーズを保存する為にスモークの技術が発達したんです。さて、さっき試食した2種類のチーズ、買っていこうっと♪思いがけなく地元の名物をゲットしちゃいました!

▲ページの先頭へ


Polsike Koleje Linowe
商品:ケーブルカー乗車料金(往復)
価格:¥450-

写真

 旅の最後に行きたかったのはザコパネの町を一望できる絶景スポット。これまた可愛いケーブルカーに乗って、いざ出発。どんな景色が私を待っているんだろう。期待に胸が膨らみます。急な斜面を一気にスイスイ!木々の間からこぼれる日差しが気持ちいなぁ〜。目に優しい緑のトンネルをくぐればあっという間に山頂に到着です。標高1000メートルのグウフカ山。そのてっぺんから見える眺めはどんな眺めかなぁ。着いた〜!まずは深呼吸。はぁ〜。ホント山の空気は美味しいなぁ♪うわぁ〜。すごい!緑の絶景!ザコパネの町があんなに小さく見える。それに向こうには美しいタトラ山地!青空と白い雲、そして山の緑が眩しい!もう少し、ここで見ていたいなぁ〜。ということで一休み♪お供はソーセージに…。とくれば、もちろんビール!では旅の締めくくりとこの絶景に乾杯!もう最高♪ん〜、心が洗われる気がするなあ…。雄大な自然に抱かれて、ポーランドのさらなる魅力を五感で味わいました。

▲ページの先頭へ