放送内容

※金額は撮影時のものです。季節により異なる施設もありますのでご了承ください。

2009年7月12日放送 キプロス篇


Cyprus
キプロス
写真

 ヨーロッパの一番東に位置する島国、キプロス。その国土は、四国の約半分ほどです。まず、訪れたのは その首都ニコシア。東にトルコ、西にギリシャを控えているためか、なんだかエキゾチックな景観です。町並みはギリシャみたいでちょっと不思議な感じ。やはり首都。賑わってます。

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NIKOS IOANNOU
住所:33 Makarios lll Ave,1065
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 街を歩いていると、気になる看板のお店が…どうやらアクセサリー店みたいだったので入ってみることにしました。わーたくさんのアクセサリー。ネックレスも高そう!ん?これはザクロのアクセサリーだ!実はこのザクロ、アフロディーテのシンボルなんです。子供をたくさん生むため、よりより生活を送るため幸せになるための豊穣のシンボルなんですよ。このキプロス島の幸運のお守りを職場の机に置いておくと、金運が上がるそうなんです。キプロスではザクロは幸せの果物と言われています。それは、あの、ギリシャ神話に出てくる愛と美の神、アフロディーテのシンボルだから。この国の人たちは皆、美の女神アフロディーテを信仰しているんですって。

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Petra tou Romiou
ペトラ・トゥ・ロミゥ
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 ジュエリー店の人がアフロディーテに因んだとっておきの場所があるのよって教えてもらっちゃいました。
その場所がここ、リマソールとパフォスの間にあるペトラ・トゥ・ロミゥ。実はこのビーチこそ、あのアフロディーテが海から上がってきたと言われている、まさにその場所。眩しい太陽が降り注ぐ夢のような世界は今にもアフロディーテが現れそう・・・。海の近くにはアフロディーテのパッケージ商品が売っているお店もありました。これはお菓子のようですね。さっきジュエリー店のお姉さんが、子供をたくさん産んで幸せになる、って言ってたけど、ほんと、安産型だ。ザ・キプロスっていう感じのお土産もありますねえ!これは、海綿だ!ここでも採れるんですね。これはアフロディーテの置物!こんなものまで!なんだかもう、アフロディーテならなんでもありって感じ(笑)でもそれだけ、キプロスの人達がこの女神を愛している、ってことなんでしょうね。きらめく波はどこまでも美しい青。アフロディーテがこの海を選んだ理由が分かったような気がします。

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Chris N.Tsolakis Ltd.
ローズファクトリー
住所:12Triantafillou Str.,4860 Agros-Limassol
商品:シャワージェル
価格:¥1,270-
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 ここは薔薇であふれた村、アグロス村。ここに私の目的の場所はあります。実はアフロディーテが生まれた時、その誕生を祝うかのように、地上にバラが咲き乱れたと言われています。その神話のバラの盛りが、まさに、この時期なんです。本当、綺麗。鮮やかで、優美で・・・アフロディーテの生まれ変わりみたい。そして目的地がここ「ローズファクトリー」。ここで作られるローズウォーターがお目当てだったんです。薔薇のエッセンスを閉じ込めたローズウォーターは、キプロスの特産品のひとつ。そのローズウォーター作りを見学しました。まずこのタンクの中に、約2,000輪のバラを入れます。使用するのは、数ある薔薇の中でも高貴な香りを持つダマスクローズのみなんです。ん〜、いい香りがしてきました!それに水を入れ、タンクの中がいっぱいになってきたらかっちり蓋をして、少しでも蒸気が漏れないようにしっかりねじを閉めます。そして、パイプを装着して火をつけます。火をつけると ローズウォーターとオイルの蒸気はこのパイプを通ってコンデンサーで冷やされ、中にあるタンクに入っていきます。昔ながらの方法で作られるローズウォーターは、2000輪からわずか4リットルしか出来ない貴重な逸品。出来上がるのは2時間後ということで、クリスさんのローズ畑を見せてもらうことに。緑の空気が、気持ちいいんです!畑で栽培されていると言うより、自然に自生しているよう。生き生きとした力強さを感じます。薔薇たちは、一輪、一輪 手で優しく摘み取られています。少しでも傷がついたら、薫りが変化してしまうといいます。繊細な作業なんですね。さぁ、ローズウォーターはどうなったかな?おー出てる出てる!生の薔薇より薔薇の香りがする〜。是非譲って欲しかったんですが、あまりの人気で売り切れ状態。こちらもすでに予約が入ってるんですって。残念。せっかくだから、ローズウォーターを使ったアフロディーテのコスメを買うことに。ぴったりのキャラクターですね。ふふふ。美の神だけあって、説得力が違います。これ、買って帰えることにしました!

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Nikis Cyprus Home Made SWEETS
住所:5,Triantafillou Str.,4860 Agros
商品:シュシュコ2個・コンフィチュール2個
価格:¥1,640-
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 山の中にコンフィチュールのお店を発見。中を覗いてみると・・・この村らしいローズジャム以外にもニンジンやスイカの皮までコンフィチュールがありました!変わった種類がいっぱい。んん〜? これ、何?果物でも野菜でもない感じ・・・。続いて気になったのがこれ。これはシュジュコといって。今、お店の地下で作っていたので見させてもらいました。シュジュコには、クルミやアーモンドといったナッツが必要なんです。今はナッツだけの状態です。これを、ぶどうジュースと小麦粉に入れます。ぶどうジュースと小麦粉を一緒に煮て、そのクリームの中に入れるんです。これが、ナッツを入れるというぶどうジュースと小麦粉のクリーム。さきほどのクリスさんのローズウォーターも入っているんですって。数珠繋ぎに干したナッツを、たっぷり浸しましたよ。へえ、また干すんだ。わぁ〜、トロトロ〜。ナッツの周りをとろ~りコーティングしています。クリームを纏わせ、丸一日干したら、またその上からクリームを。この作業を5日間繰り返すことで、だんだんクリームの部分が太くなっていくんです。その後、別室で乾燥させること2日間。深いブラウンに色づいてきたら、キプロス伝統のお菓子、シュジュコの完成です。一口大の輪切りにして・・・どれにもナッツがぎ〜っしり。はじめての味。早速いただいてみると・・・固まったクリームはグミのような食感アーモンドとの食感の妙でなかなか、甘さ控えめで大人の味です。さっき気になった変り種のコンフィチュールもいただきました。キプロスでは、グリコって言うんですって。では、ニンジンから。ふむ。あ、美味しい。ニンジン嫌いな子もいけそうですよ。続いてはきゅうり・・・あ、これ、メロンの味がする!嬉しい発見しちゃった。こんな山の中に、こんな素敵なお店があるなんて♪ううん、こんな自然の中だからこそ,この美味しさが生まれたんだよね。大地の恵みに感謝です♪

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Kykkos Monastery
キッコー修道院
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 次はキプロスの中央部、トロードス山地へ。山地というだけあって、これまでの景色とはまた違った顔です。標高1140mにある、ギリシャ正教徒巡礼の地、キッコー修道院。キプロスで最も名高い、聖なる場所です。中に入って見ると、壁画の数々・・・天井や2階の回廊にも壁画が描かれていています。大胆な色使いがギリシャらしいですね。人口の7割がギリシャ正教の信者というキプロス。その巡礼の地というだけあって、さすが広い。でも、修道院らしく、清廉で簡素な雰囲気ですね。回廊の壁にはルカが描いた聖母マリアのイコンがこの修道院にもたらされるストーリーが描かれていました。聖地、エルサレムから海を渡り、キプロスの地へ下り、そしてこの地に納められたという聖なる縁起がつづられています。この聖母マリアのイコンには聖なる力が宿っているとされ、盲目の老人が、イコンから流れた聖水で目を洗うと見えるようになった話や、崖から落ちた男が、修道院の方角に祈りを捧げたところ、雲に乗った聖人の救いが来たという話なども残されています。神聖なる奇跡が、この回廊に広がっていました。修道院の奥にある教会には、その聖母マリアのイコンが飾られているんですって。
わぁ・・なんて煌びやかな世界。贅を尽くした厳かな空間。金を多用しているのは、キリストは光、すなわち金色を意味しているからだといいます。ありとあらゆるところに装飾されたフレスコ画。天井や壁は色鮮やかなギリシャ正教の聖人の絵で埋め尽くされています。そんな中で、ひときわ光を放つ祭檀。イコンがずらっと並んでいます。その祭壇中央に、あのルカが描いた聖母マリアのイコンが納められているのです。

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コマンダリアワイン
価格:¥1,350-

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 教会のまん前にあるワイン店へここ、キッコー修道院は独自のワインを製造しているんです。なかにはこの場所らしいボトルも。と、まあ色んな種類がありますが、私の一番の目当てはというと・・・。あった!これ、これ。コマンダリアっていうワイン。キプロスの名産品って聞いてたんですよね〜。普通のワインより色が薄いんですね。何千年も歴史があって、ここでも、聖餐式に使われていて、食後のデザートワインとして飲まれているんです。世界最古の伝統を持つ、甘いワイン コマンダリア。キプロスの大地が生んだ神聖な逸品です。きっと至福の世界へ誘ってくれるに違いありません。

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Kakopetria
カコペトリア村
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 カコペトリア村に到着。実はこの村は保存区として、昔と変わらない素朴で古い佇まいを残しているんです。はげかけた石レンガ、すすけた木のドア、年輪を重ねた姿が、ほんわり愛おしい。村を歩いていると、この看板ともいえるこの石を発見!現地語で、カコペトリア村の「カコ」とは悪い、「ペトリア」は石っていう意味。つまりここは、「悪い石の村」と呼ばれているんです。その昔、結婚式の最中に、山から転がってきた石が新郎新婦を殺してしまったというのです。この石にはこんな哀しい言い伝えが残されています。 けれどもう一つの言い伝えもあるんですよ。あの石は夫婦の為の石でした。夫婦が待ち合わせをする石でした。夫婦となる2人が あの石の前で待ち合わせをしてから教会で結婚式を挙げていました。元々は夫婦が待ち合わせをする縁起の良い石だったんですね。それに、新郎新婦を殺してしまったという話も、考えようによっては、二人一緒に神様のもとへ召されたのだから、幸せといえば幸せなのかも。さっきまでのイメージがまたゴロっと変わり興味が尽きません。昔話が想像力を掻き立てる穏かな村。

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LINOS INN
リノス・イン
住所:34,Palea Kakopetria p.o.box 11562,Kakopetria 2810

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 カコペトリア村のレストランリノス・インへ。実は泊まることもできるみたいなので早速お部屋を案内させてもらいました。昔ながらのお部屋はこの村の家の雰囲気、味わえます。白い漆喰の壁、あとは階段も床も扉も全部木だ。それにキッチンやリビング。ホテルじゃなくて本当のおうちにいる気分。家具は全部キプロスのアンティークなんですって。かなり古そうな家具はなんだかほっとさせてくれます。ちょっと昔の日本の匂いがしませんか?実は漆喰の壁と、木の使い方が似ているんです。古代からの長い歴史を持ち、西洋と東洋の交通の要所として位置してきたこの国。日本と共通点があってもおかしくないかも。テラスから見える風景は・・・赤い瓦の波。生い茂る山なみ。あ〜、のどかだなあ・・・。その瓦の間には、新たな息吹が生まれていて、それが私には、この国の人達の力強さを象徴しているように感じました。夏の暑い日差しが 穏かな光に変わる午後。ここには、ゆっくりとした、平和な時間が流れていました。それは、きっと、ずっと変わらない風景。

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Thanasis Place
住所:Kouklia Village
商品:魚のメゼ
価格:¥2,700-
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 やってきたのは、ククリャ村。なんでもこの地方の方々がこぞって絶賛する隠れた名店があるというのです。それがここ「タベルナ」レストランって言う意味です。
おススメの「魚のメゼ」をいただくことに・・・すると、どんどんお皿が並べられていきます。あれ?私、お魚を頼んだんですけど・・・さっき言ってた「メゼ」って、コースのことだったんですね。でもすごい量・・・。これだけで満腹になっちゃいそうなこの前菜は、パンにつけて食べるディップ。タラモサラダは滑らかな食感から現れるタラコのプチプチがたまらない!そしてレモンジュースを入れた胡麻のペースト。酸味の効いたまろやかさに、手が止まりません。さぁ来ました海鮮の盛り合わせ。レモンをギューっと搾ったら、食欲の扉、全開!
ではカニのすり身のフライをいただきま〜す。わ〜、カニが甘〜い!しかし、ほんとにこのお店、盛りがいいなあ。太っ腹。食べてる私も太っ腹になりそう(笑)。さて、厨房では メイン料理が佳境を迎えていました。う〜ん、香ばしい磯の香り・・・。海の幸に恵まれたキプロス。その新鮮な美味しさをいただくには、シンプルなグリルが一番ですよねえ。炭火で最高の状態に焼き上げたところに・・・レモンジュースをたっぷりかけて、仕上げにパセリでお化粧。魚のメゼのメインディッシュが、ついに晴れ舞台に。これも大量だ〜!タコ、スズキ、モンゴイカに黒ダイ。新鮮だから、炭の香りとレモンだけで舌がうなりますとは言え、これは、長期戦になりそう。でも、こんなにたっぷりのおいしさなのに、太っ腹の安さ。キプロスに住みたくなっちゃった。

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Baths of Aphrodite
アフロディーテの泉
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 女性のわたくしとしては、どうしても気になっていたものを求めてきました。それがこの場所。実は、アフロディーテが水浴びをしていたといわれる泉なんですよ。キプロスの自然によってろ過された、あまりにも澄みきった湧き水。この、滴るキラキラの雫が彼女を、より美しく輝かせたのでしょうか?そんなこちらには、さらにとっておきの場所があるんです。あ、あの女性もやってきたみたい。ほら、すぐ脇にあるここで、泉の水に触れられるんですよ!実は、この水で顔を洗うと美人になるって言われています。私も、アフロディーテにあやかっちゃおう!冷たくて気持ち良い〜。この景観の美しさが、そういった伝説を生んだという人もいるけれど、私は信じたい。愛と美の女神が肌を潤した、神秘の泉を・・・。泉の先が丘になっているのに気づいて登ってみることにしました。なんて綺麗なんだろう。ここは、神々の住む楽園じゃないかと思うくらい。現実にこんな場所があったなんて・・・。夢のようなブルーが、私の心を吸い込んでいく。余分な物を取りさって、心をリセットしていく。遥かなる神話の国、キプロス。神とともに生きるこの地の人が教えてくれたのは、信じることの素晴らしさ。

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