放送内容

※金額は撮影時のものです。季節により異なる施設もありますのでご了承ください。

2009年1月11日放送 アルゼンチン〜ブエノスアイレス2〜篇



Colectivo(バス)
コレクティーボ
商品:乗車料金
価格:¥30‐


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日本の真裏、ブエノスアイレスは今日も快晴。まだ朝のざわめきが残る街角を抜け、私が目指すのは、バス停です。こちらでは手を挙げないと、バスは止まってくれないんですって。料金は1ペソ。日本円でおよそ30円です。24時間運行しているバスは最も便利な移動手段。これを乗りこなせてこそ、地元っ子・ポルテーニョです。中心街・セントロを抜け、南部へと向かう64番線は、ブエノスアイレスの見どころが詰まった路線。国会議事堂に7月9日大通りに大統領府!次々と車窓に現れるブエノスアイレスらしい景観。下町を抜けると、窓を流れる色合いが随分賑やかになってきました。でも、それにも増して派手なのは音!石畳を頑固に走り続けるバスの大合唱!あ、着いた!降りま〜す!はぁ〜、何だかまだ身体が揺れてるみたい・・・。

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Caminito
カミニート




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やって来たのは、ボカ地区。アルゼンチン最初の港があったここは、ヨーロッパから来た移民たちが最初の一歩を踏み出した場所。別の港が出来た今では、人々の多くのお目当てが、スペイン語で小径という意味のカミニート。カラフルなカミニートのペイントは、この町に生まれた画家、キンケラ・マルティンの提唱からでした。絵が売れる度に、愛する地元に病院や小学校を建設していた彼。その彼が夢見た通り、造船工場の余ったペンキで、鮮やかな色を得たカミニート。そこではカンドンベと呼ばれる南アメリカに連れて来られた黒人奴隷の間で生まれた音楽で、カラフルなおじいさんが踊っていました!実はこの音楽、アルゼンチンタンゴのルーツにも影響していると言われていて、発祥はここボカだと言われています。1880年。当時のブエノスアイレスはヨーロッパからの移民や内陸部からの移住者、それにアフリカ系の様々な人種であふれていました。そういった環境の中、貧しい労働者階級の人々が日々の辛い生活を紛らわせるために娼婦と踊っていたのが、タンゴの始まりと言われています。哀しみのタンゴは、時を経て芸術と呼ばれるまでになりましたが、ポルテーニョたちにとっては、今なお生活の一部なんですね。

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Taller de Elvio Gervassi
住所:Sarandi 992, 5 piso
HPリンク先:http://www.gervasifileteador.blogspot.com/



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ここアバスト地区は、タンゴの神様カルロス・ガルデルと縁のある、タンゴの町として知られる場所。そんなタンゴと深い関係にあるフィレテというアート。そのアーティスト、フィレテアドールであるエルビオさんのアトリエを訪ねることに。1900年初頭にブエノスアイレスで生まれた大衆芸術、フィレテは、元々馬車の装飾に使われていたもの。花や果物、鳥、リボンなどをあしらった立体的な文字は、その後ポスターや看板などに使われるようになり、ブエノスアイレスの町を彩ってきました。タンゴと共に生まれたというフィレテが、その独自のスタイルを確立したのは、最初にカルロス・ガルデルが描かれた時だと語るエルビオさん。44歳という若さでこの世を去ってから70年以上経た今も絶大な人気を誇るガルデルが芸術にまで高めたと言われるタンゴ。そして、フィレテ。この二つこそがブエノスアイレスのアイデンティティと言えるのかもしれません。

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Juana de Arco
フアナデアルコ
住所:el salvador 4762



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この町の名前は、パレルモ・ソーホー。90年代からデザインとアートが集まるエリアとして注目されてきたパレルモ・ソーホーで、中心的存在とも言えるショップ「フアナ・デ・アルコ」。お店を埋め尽くす色の洪水に目移りしちゃいます。デザイナーのマリアナさんはフアナのキュートな世界観そのものといった感じ。スペイン語でジャンヌ・ダルクを意味する店名には、人々を自らの開放や新しい発見、喜びに導くブランドになるように、という願いが込められているのだとか。そして、フアナ・デ・アルコを一躍有名にしたのはランジェリーでした。その日の気持ちを沢山のカラーに乗せて表現した、特別な「心の洋服」たち。実はマリアナさんのアトリエに特別に招待してもらったんです。このアトリエは、キッチンのような場所だと語るマリアナさん。その言葉通り、我が家のようにくつろいだ空間の中でスタッフそれぞれのアイデアを料理していきます。ここは自然からインスピレーションを得ることが多いというマリアナさんらしい、穏やかな空間。春の日向のような、ふんわりとした空気を感じます。いつまでもフレッシュに輝き続ける作品達は、マリアナさんの笑顔そのものでした♪

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Carlos REGAZZONI
パラクルトゥラル パレルモ サロンカニング
住所:Av. del Libertador 405 - Galpón 1 a 3
HPリンク先:http://www.regazzoniarts.com/


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鉄道駅の側の巨大なオブジェが点在する不思議な場所。その奥にギャラリーと書かれた怪しげな建物を発見しました。ギャラリーの主、カルロス・レガソーニさんは、ブエノスアイレスを代表する廃材アーティスト。1943年、人里離れたパタゴニアの町で生まれた彼は、幼い頃にブエノスアイレスに移り住み、流浪の生活を繰り返す中で、アーティストとして開眼したという異色の経歴の持ち主。鉄道の絵を描いたり、廃材を使った作品を作るようになったのは、そんな放浪の果てにたどり着いた鉄道ターミナルでの生活の中で、ある日突然インスピレーションを得たからだと言います。現在、彼の作品のギャラリーとなっているこの建物も実は鉄道絡み。元々は鉄道の格納庫だった場所なんですって。彼の作業風景はとっても独創的。溶接機を使って廃材をつなぎ合わせていくのですが、なんと素手です。そんなレガソーニさんのご自宅に案内してもらいました。なんとご自宅は廃車になった列車そのものだったんです!列車での日々の生活。レガソーニさんの夢は列車に揺られ、どこまでも。その果てしない旅は、まだ始まったばかりなのかもしれません。

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Treintasillas restoran de puerta cerrada
レインタシジャスレストラン
商品:4品コース(ドリンク別)
価格:¥2,700 -
HPリンク先:http://www.treintasillas.com/


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今、ブエノスアイレスではプロの料理家が自宅でディナーを振舞う隠れ家レストランという趣向が流行しているんです。厨房を覗いた後、ダイニングでお料理を待つことに。既にいらしていたゲストの方々が、一人で参加した私を気遣って、皆で一緒にテーブルを囲むことに。こんな風に隠れ家レストランでは、初めて会った人と交流しながらお料理を頂くという楽しみもあるんです。ワインももちろんエセキエルさんが厳選したもの。ん〜♪最高!まずは前菜、アジアン風エンパナーダから。ポルテーニョにならって手づかみで、いただきま〜す!ゲストの皆さんが太鼓判を押す通り、外はパリパリ、中はジューシー♪お次にメインはパタゴニアのラム肉の足の部分を使った、アルゼンチンではポピュラーな一品。中にロールした野菜の具にはパン粉が混ぜ合わせてあるから、そこにもお肉の旨みがたっぷり染み込んでる!それにじっくりローストしたお肉はほろっほろの柔らかさ。口の中でとろけるこの食感、う〜ん、たまらない♪そして、椎茸のソテーとパクチーが、アジアのエッセンス。2007年12月のオープン以来、大人気を博している隠れ家レストラン、「トレインタ・シジャス」。若き天才シェフ、エセキエルさんの生み出す味は誰をも虜にするみたい。アルゼンチンの美味しさと笑顔に包まれた食卓。お腹も心も大満足です。ご馳走様でした。

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