誰も知らなかった、突然の解散宣言。1987年12月24日。
この日をもって、日本のトップに昇りつめたばかりのBOØWYは、その短い歴史に終止符を打った。ファンの熱狂。そして奈落。絶頂と悲しみを同時に体感したこの日、クリスマスイブの渋谷公会堂は、日本ロック史に永遠に語り継がれることとなった。
発掘されたオリジナルフィルムを、LA のスタジオで4Kスキャニングしデジタル映像データ化。
BOØWY作品を数多く手がけた映像ディレクターである前嶋輝氏が、30年の時を経て新たな編集を施し、初めてのHDおよび4K化。初めての16:9画角。そして幻の“「ONLY YOU」の中の空白の数十秒”が初めて復元された。
日本のロック史上でいつまでも語り継がれる渋谷公会堂でのライヴ映像“1224”が色鮮やかに蘇る!
1987年当時、名実ともに日本No.1のロックバンドとなっていたBOØWY の全国ツアー「DR.FEELMAN’S PSYCHOPATHIC HEARTS CLUB BAND TOUR」の最終公演となった12月24日の東京・渋谷公会堂(現・LINE CUBE SHIBUYA)の模様を記録したライヴ映像作品。ステージ終盤で突然行われた“解散宣言”により、このライヴがBOØWY最後のステージとなった。
これまでの作品ではアンコールで演奏された「ONLY YOU」の中盤で画像・音声が数十秒ほど欠損しているが、今回この欠損箇所の映像が発見され、ライヴから30年以上の時を経て初めて完全版の『1224』が世に送り出される。
2001年の発売当時はビデオ・マスターから商品化を行ったが、その際に何らかの理由で「ONLY YOU」の中盤に欠損が生じていた。今回、当時収録をしたオリジナルフィルムが倉庫から発見され、フィルムを確認したところ、この欠損箇所も完全な映像で残っていたことが判明した。