柔道七戸龍、原沢久喜

日本発祥のオリンピック競技、柔道。

その歩みは金メダルの栄光とともにあります。
山下泰裕、斉藤仁、古賀稔彦、吉田秀彦、井上康生、野村忠宏。
柔道は、数々の栄光を日本のスポーツ史に刻んできました。

しかし、日本柔道の輝きは4年前のロンドンで失われてしまいます。
躍進著しい海外勢の前に男子柔道は史上初めて金メダルゼロ。
「JUDO」に勝てなければ新たな栄光はない。
日本柔道は体制を一新。
井上康生監督のもと立て直しを図ることになります。

新指揮官が特に力を入れたのが伝統の100キロ超級。
ロンドン以降の超級をリードしてきた七戸龍選手か？
この1年で急成長をみせる原沢久喜選手か？
柔道の母国として最強の称号を掲げるために
100キロ超級の金メダルなくして日本柔道の復活はありません。

伝統の日本最重量級のプライドを背負い、
リオへ向けた最後の戦いが間もなく幕を開けます。