放送ラインナップ

#17 2012年10月28日(日)

これまでの放送 

女子サッカー田中陽子

20歳以下のW杯で初めて銅メダルを獲得した、ヤングなでしこ。
その中でひときわ輝いた選手がいます。
U-20日本代表の田中陽子選手19歳。

山口県山口市で育った田中選手。
男の子たちに交じり、5歳でサッカーを始めました。
小学校6年生の時には背番号8を背負い、縦横無尽にフィールドを駆け回っていました。
小学校を卒業すると田中選手は親元を離れ福島へ。
その理由は「なでしこジャパンに入る一番の近道だと思ったから」。
2006年に日本サッカー協会が設立したJFAアカデミー福島の1期生として迎えられたのです。

15歳、飛び級で17歳以下のワールドカップに出場するまでになった田中選手ですが、初めて挑んだ世界ではゴールを奪えず、日本も準々決勝で敗退。
「早く世界に追いつかなくては…」、はやる気持ちは予期せぬアクシデントも招きます。
左足第五中足骨を疲労骨折。
それでも挫けなかった彼女は、ケガをきっかけに痛みの出ない右足を軸足にしたシュート練習を開始。その結果、両足でのシュートが可能になりました。まさに怪我の功名。

20歳以下のワールドカップでは左右両足で見事なフリーキックを決めてみせました。
田中選手の武器は世界に通用したのです。
しかし、彼女はまだ輝き始めたばかり。
INAC神戸という強豪クラブでレギュラーをつかみ、なでしこジャパンへ。
彼女の夢は、もう手の届くところまできています。

  • ©BS日テレ
  • ©BS日テレ
  • ©BS日テレ
BS日テレ