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#14 2012年10月07日(日)

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フィギュアスケート小塚崇彦

洗練された演技で観客を魅了するフィギュア界の貴公子、小塚崇彦選手。
2010年のバンクーバー五輪では8位。日本人でただ一人4回転ジャンプを成功させました。
その後の全日本選手権では五輪銅メダリストの高橋大輔選手を破り優勝。
さらに翌年の世界選手権では銀メダルを獲得。
世界のトップスケーターに上りつめました。
1年半後のソチオリンピックでは最もメダルに近いと言われています。

愛知県蒲郡市で育った小塚選手。
スケートを始めたきっかけは、掃除をしていた母が父に頼んだひとことでした。
「掃除の邪魔にならないようどこかに連れ出して」。

父に連れて行かれたのは自宅から10キロのスケートリンク。
ここから小塚選手のスケート人生が始まりました。
実は父・嗣彦さんはフィギュアスケートのオリンピック選手。
祖父の光彦さんもフィギュアスケート選手というスケート一家。
初めてのジャンプは父に手を取られて「振り回されただけ」と語る小塚選手ですが、少年はどんどんフィギュアスケートの魅力に引き込まれていきました。

スケーティング技術上達のために父が勧めたのはアイスホッケー。
華麗さを競うフィギュアとは全く違うスポーツですが、急停止、方向転換、横移動などフィギュアには無い動きをすることでスケーティングの幅が広がっていきました。
アイスホッケーで「自由に氷を掴む感覚」を手に入れた小塚選手。
世界でも随一といわれる華麗なスケーティングはこうして出来上がっていったのです。

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